「自己投資が仕事に好影響」5割、どんなことをした?

「自己投資が仕事に好影響」5割、どんなことをした?

2018/05/14

自分のオフ時間をどのように「糧」にしている?

 読者の皆さんに「オフ時間の過ごし方」についてアンケートを実施。564人もの読者から回答が寄せられ、オフ時間の理想と現実、具体的な過ごし方、自己投資などの実態が明らかになりました。第3回はオフ時間をどのくらい糧にしているか、自己投資に対する意識や実態を探ります。

※本アンケートでは「オフ時間」を「仕事(副業を除く)・食事・睡眠以外」と定義しました
【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年3月20日~4月13日
◎有効回答数:564人

趣味やスキルアップなどにいくら使っている?

 まずは、趣味の活動やスキルアップなどの自分への投資に、1カ月当たりいくら使っているか聞いたところ、平均1.9万円でした。「自分への投資はできていない」(25歳、商社、経理・総務・人事)という0円の人から、最高は「乗馬に20万円」(38歳、商社、一般事務・営業事務)までいました。

 内訳は幅広いラインアップで、大きく分類すると次のようになりました。

<運動>ヨガ、ジム、ゴルフなど
<習い事>茶道、着付け、弓道、陶芸、紅茶、ダンス、ピアノ、フラワーアレンジなど
<学び>大学院、語学の勉強、資格の勉強、書籍
<趣味>映画・演劇鑑賞、スポーツ観戦、神社仏閣巡り、登山、ドライブ、ゲームなど
<美容>化粧品・美容代、マッサージ、ネイル、カラーリング
<ほか>ペット関連、婚活

自己投資の目的は「気分転換」「スキルアップ」「健康維持」

 次に、趣味やスキルアップなど自分へ投資している目的を聞いてみました。

 断トツは「気分転換・リフレッシュのため」(66.5%)で、「健康維持のため」(36.2%)、「本業でのスキルアップのため」(26.1%)、「転職を視野に入れたスキルアップのため」(15.8%)と続きました。66%はリフレッシュを求めており、42%は仕事のスキルアップ、36%は健康維持を目的としていることが分かりました。また、「コミュニケーション」(12.2%)、「居場所や友達づくり」(11.7%)、「人脈づくり」(9.0%)など、人とのつながりを目当てにしている人も33%ほどいました。

趣味の活動やスキルアップなど、自分への投資をしている目的は何?(複数回答)

気分転換のためにオフ時間の活動をしている人が多くいました

 その他の回答として、朝活をしている人は「早起きの習慣を付けるため」、ガラス教室に通いイベントに出展している人は「本業を引退した後に続けるため」、沖縄空手を習っている人は「メンタルの弱さの改善のため」などがありました。

自己投資をしている人の5割は「目標がある」

 それでは、趣味やスキルアップなどの自己投資をする上で「目標」はあるのでしょうか。全564人中、「目標がある」は48.4%、「目標はない」は48.8%で、およそ2人に1人は目標を持っているようです。

自分への投資をする上で目標はある?(単一回答)

何らかの目標を持っている人は約半数いました

 「目標がある」と答えた273人に、具体的な内容を教えてもらいました。

◆ FP・社会保険労務士として独立したい(資格の勉強に月1万円/41歳、不動産、営業)

◆ 転職希望なので、パソコンスキルを身に付けたい(参考書やテキストに月5000円/39歳、情報通信・IT、専門職)

◆ 房総に家を買って永住したい。1週間のモチベーションを維持できるよう、自分が気持ちよく、心も体もリセットできることに使う(銭湯・マッサージ・本などに月2万円/39歳、小売、総務・人事・営業など)

◆ ダンスの腕を磨いたり、バク転をできるようになったりすることで、会社の年に2回のイベントの余興で、参加者の方全員に喜んでいただけるようにしたい(ダンス月謝1万円/27歳、小売、経理・営業・販売・接客など)

◆ オリンピックのボランティアで、スペイン語で道案内をする(語学学習に月2000円/28歳、製造、企画・SE)

◆ 腹筋を6つに割りたい(ジムに月2万円/33歳、情報通信・IT、営業・企画)

◆ 婚活をして結婚と子どもづくりを今年中にかなえたい(ジムに月6000円/35歳、製造、営業)

◆ リタイア後の趣味として、楽器を習っている。将来は市民バンド等の団体に所属したい(楽器レッスン月1万2000円/42歳、卸売・流通、一般事務)

自己投資によって「仕事に影響・変化があった」人は5割近く

 趣味の活動やスキルアップなど自分への投資が「仕事への影響や変化を与えた」ことはあるか尋ねたところ、「ある」が46.6%、「ない」が49.5%で、自己投資が仕事に影響を与えた人が半数近くいることが明らかとなりました。

自分への投資は仕事に影響があった?(単一回答)

オフ時間の活動が仕事に対する変化をもたらしたと回答した人は半数近く


仕事を得た人、業務効率が上がった人

 仕事に影響や変化があった263人に、具体的にどんな影響や変化があったのかを聞きました。

<仕事を得た>

◆ 英語の勉強に熱心に取り組んだことにより、外資系の企業に職を得ることができ、快適なオフィス、高めの年俸、充実した福利厚生、素晴らしい上司や同僚を手に入れることができました(27歳、法律、専門職)

◆ 簿記2級を取得しておいたおかげで、2年間の休職期間(夫の転勤で海外へ)を経ても今の会社で派遣で働くことができた。基礎的な会計の知識を得たので、日々の業務もかなりスムーズに働くことができている(31歳、製造、経理・一般事務)

◆ 昔、お料理教室に通っていた頃、同じグループになった人から仕事を紹介してもらえた。それまで働いていた不満のある仕事を辞めることができた(21歳、サービス、一般事務)

<業務効率がアップした/心身の状態がよくなった>

◆ ジムに通うため、可能な限り定時で仕事を終えられるよう効率よく業務を計画するようになり、評価にもつながった(27歳、商社、企画・営業事務)

◆ 運動を始める前より確実に体力がついた。体力がないと気力も衰えて、仕事に対する気持ちが乗らないことがあったが、それが少なくなった(29歳、不動産、営業・広報)

◆ 気分転換ができるので、仕事上で嫌なことややりたくないことがあっても前向きにできる(31歳、製造、研究開発)

◆ 神社仏閣巡りの開運ツアーは、年齢層が広くいろいろな方の考えや知恵を聞くことができて刺激が多く、特に、自分より高年齢の方々からの教えはとても役に立つことが多い。利害関係がないからこそ、年齢的にダメ出しをもらえ、自分の成長の糧となっている(34歳、製造、経理・営業)

<対人関係にいい影響があった>

◆ 話の幅が広がり、友人はもちろん仕事でのお客様や同僚とのコミュニケーションが活発になった(28歳、製造、企画・マーケティング)

◆ コーチングを勉強して、後輩の指導に生かした(33歳、保険、営業事務)

◆ さまざまなセミナーや勉強会に参加する中で、上司の視点が捉えやすくなり、業務の幅が格段に広がった(43歳、建設、秘書)

◆ 35歳を超えて、体重も70キロを超え、もう自分ではどうしようもなくなっていた時に、思い切ってエステサロンに通うことにしました。結果、14キロ減量し、56キロに。一番変化があったのは、職場の男性たちの態度でした。いろいろと優しくされ、気になっていた先輩とラインができるようになり、毎日のお仕事がとても楽しくなりました(31歳、運輸、一般事務)

◆ 勉強を通じて、さまざまなバックグラウンドの人と出会い、人脈が増えた。さらに視野も広がり、社内の異動の夢がかなった。運動をするようになり、体調が不安定であったが改善した(38歳、金融、研究開発)

 アンケート分析のラストとなる次回は、オフ時間の過ごし方の満足度、仕事と人生との関係などについてご紹介します。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA

Provider

日経ウーマンオンライン

2018/05/14掲載記事を転載
「自己投資が仕事に好影響」5割、どんなことをした?