武田双雲 豊かな感性があれば、子どもの自立は早くなる

武田双雲 豊かな感性があれば、子どもの自立は早くなる

2021/01/13

【最終回】親の経験が役に立たない世の中で求められる「独創性」。そのもとになる「感性」はどう育まれるのか?

3人の子どもといつもポジティブに向き合う書道家の武田双雲さんが、心掛けているのはどんなことでしょう? 2018年から12回続いたシリーズの最終回となる今回は、独創性が求められる時代に必要な「感性」の育て方について聞きました。

これからの時代、感性が豊かであることがより大切

編集部(以下、──) 私たちの生活スタイルはコロナの影響で大きく変わりました。それだけでなく、教育改革、グローバル化や情報化の加速といった社会の変化がめまぐるしいですね。

武田双雲さん(以下、武田) 大きな変化のうねりの中で、親が培ってきた経験といったものが、あまり役に立たなくなってきているのを感じます。

―― これからの時代を生き抜いていくためには、どんなことが必要だと思いますか?

武田 インターネットや人工知能(AI)が普及すればするほど、人間には「独創性」が求められるようになります。独創性のもとになっているのは、その人それぞれの「感性」。つまり、これからの時代、あらゆる意味で感性を豊かにする子育てが求められてくるのだと思います。

―― 感性を豊かにする子育てとは、具体的にはどのようなものでしょうか。

武田 例えば、何げない日常会話の中で、世界のことについて話してみるのもいいと思います。「フィンランドの教育ってこうなっているらしいね」とか、「今、インドではこんなことが話題になっているらしいよ」なんてことです。「道路のアスファルトっていつごろからあるんだろうね?」という話をしてそれについて詳しく調べてみたり、僕なんかはよく、信号機の仕組みについて子どもに語ったりもしています(笑)。

長男と一緒の武田双雲さん

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2021/01/08掲載記事を転載