働く女性の仕事悩み1位はキャリアや仕事内容よりアレ

働く女性の仕事悩み1位はキャリアや仕事内容よりアレ

2018/01/04

悩みを解決できていない人が5割! 相談相手は「友人」が最多

 さあ、新しい年が始まりました。さっそく仕事の目標を立てた人もいるでしょう。一方で、目標を立てる前に、今抱えている悩みにしっかり向き合うことも大切です。女性は仕事において、どんなことに悩んでいるのでしょうか。悩みの解決法や相談相手と合わせて、リアルな声を紹介します。


求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上でアンケート
◎調査期間:2017年8月29日~9月25日
◎有効回答数:女性903人
仕事の悩みトップ3は「給与」「キャリア」「仕事内容」

 まずは、仕事の悩みについて質問しました。

 最も多かった回答は「給与・待遇」(53%)で、次に同率で「今後のキャリア」「仕事内容」(45%)が並びました。

 婚姻別に比べると、配偶者ありの人は「仕事とプライベートの両立」と「給与・待遇」が同じ43%でトップに。配偶者なしの人は「給与・待遇」が59%と断トツの悩みであり、「人間関係」(48%)、「自分の適性が分からない」(29%)が配偶者ありの人より10ポイントも高い結果となりました。

 雇用形態によっても、やはり差があります。特に派遣社員は「今後のキャリア」(53%)と「雇用の安定性」(48%)に悩みを抱えている人が多く、正社員と契約社員は「給与・待遇」に一番悩んでいることが分かりました。


仕事における女性の悩みはさまざま

 悩みごとに、具体的な回答を見てみましょう。

<給与・待遇>

◆ 一般職で採用されたが、実際入社してみると総合職とやる仕事は変わらず、それでも給与や賞与は総合職とかなり差がある。一般職は、昇給もある額までいくと頭打ちになると就業規則を読んで知り、将来の生活に不安を覚えるようになった(24歳、正社員)

◆ 営業職で成績によってボーナスの額が変わるのですが、基準が厳し過ぎるため10万円以上もらえる人はごくわずかでした。4つ上の先輩で成績も平均以上の人でも私とお給料が変わらなかったため、やる気が出ませんでした(25歳、派遣社員)

◆ 仕事の負荷がどんどん上がる割に給料はどんどん減り、来年再来年ともっとしんどくなる未来しか見えなかった(31歳、契約社員)

<今後のキャリア>

◆ 30歳を超えて、今後の人生を考えたときに、結婚・出産もしたいが、転勤が多く、このままでは難しいのではと感じた。20代は転勤が多くても、その土地その土地を楽しめていたが、今後も全国転勤があると思うと考えてしまう。しかし、資格があるわけでもなく、退職しても、よりよい会社へ入れなかったらと考えると、なかなか転職の決意もできない(32歳、正社員)

<仕事内容>

◆ 仕事の幅が限られており、スキルアップが見込めない。女性が長く働き続けられる環境ではなかったため、スキルアップと職場環境改善について考えました(33歳、正社員)

◆ 長年、貿易事務を続けていましたが、キャリア軸が横に広がるばかりで縦に伸びていく感じがしないと思うようになった。広く浅い知識ばかりが蓄積していって、職場が変わるとそれまでの知識があまり役に立たないことが多く、将来に不安を感じるようになってきた(39歳、派遣社員)

<仕事とプライベートの両立>

◆ 結婚を機に、転職するにしても何を重視するのか悩んでいました。家庭を重視するのか、仕事内容を重視するのか、年齢的にも転職が厳しいのかとか、そういう悩みもありました(31歳、正社員)

◆ 結婚して、相手が転勤もあり得るので、自分がどのような仕事をすればいいのか悩んでいる(26歳、正社員)

◆ 不妊治療をしていたときに、仕事を続けながらは大変だったが、一度辞めてしまうと再就職できないのではと悩んだ(38歳、正社員)

<人間関係>

◆ 異動がないので人間関係のトラブルが解消されない。悪化するばかり(38歳、契約社員)

◆ 個人同士の人間関係もそうですが、派閥があるような職場にいたので、派閥のどちらかを立てても立てなくても、居心地はよくなかった(26歳、契約社員)

<専門的なスキル・資格がない、評価>

◆ 転職せざるを得なくなったときに、どこでも通用するようなスキルがない(27歳、契約社員)

◆ 頑張っても評価になかなかつながらず、長く働きたいのに本当にこれでいいのか不安になった(26歳、契約社員)

<自分の適性が分からない、やりたいことがない>

◆ 自分がどうしたらいいか見えてこない、漠然とした不安(33歳、契約社員)

◆ 人間関係や待遇に不満があり、転職をしようと思ったが、自分のやりたいことが分からず、どうしたらよいか悩んだ(37歳、契約社員)

<その他>

◆ 給料で選ぶと内容に不満が出る。内容で選ぶと給料に不満が出る。難しいです(29歳、契約社員)

◆ 30代後半となると若手(20代)とベテラン(40代以降の年齢層)の間に挟まれ、調整役を頼まれることも出てくる。自分としてはどちら側の言い分も分かるだけに、調整しなくてはならなくなることにプレッシャーとストレスを感じる(37歳、契約社員)

◆ このまま仕事だけの人生でいいのか? 結婚したいのか? 安定している職場だから、まずクビにはならないだろうけど、昇進はできない。転職すべきか? と悩んでいました(39歳、契約社員)

◆ やりがいは感じていたものの、待遇に不満があり転職も考えていた20代後半、後輩たちが若くして結婚、出産して「○○さんはどうなんですか~」と言ってくるなど、仕事より結婚が幸せだという無言のプレッシャーを感じて苦痛だった。今思えば、自分が本当に歩みたい道ではなく、世の中の道に合わせて結婚し、転勤族の旦那に付いて行ってしまったことを後悔している(35歳、正社員)

◆ 60歳まで、ずっとこのままいけるのか(36歳、契約社員)

仕事の悩みの解決法は「相談する」「自分と向き合う」

 次に、仕事の悩みを解決する方法を聞いた結果が、次の通りです。

 「悩みを解決できていない」と回答する人が47%に上り、「相談をする」(40%)、「自分と向き合う」(32%)と続きます。人に話したり、自分と向き合うことで解決しようとする傾向が見られました。一方で「悩むことをやめた」(13%)、「時間が解決した」(8%)という回答もあり、悩みをいったん手放してみるのも有効かもしれません。

悩みの相談相手は「友人」が6割強

 では、仕事の悩みを誰に相談するのでしょうか。

 ずば抜けて多かったのは「友人」の62%で、同率で「パートナー」「親」(36%)が続きました。仕事に直接かかわる「同僚」や「先輩」「上司」よりも、身近な人に相談しているという実態が明らかになりました。

 仕事をする上で悩みはつきものですが、自分に合った解決法や相談相手が分かっていれば、少しは気が楽になるかもしれませんね。次回は「仕事の効率化」に関する調査結果をお届けします。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA

Provider

日経ウーマンオンライン

2018/01/04掲載記事を転載
働く女性の仕事悩み1位はキャリアや仕事内容よりアレ