転職するなら2018年がいい理由 自信がない人は?

転職するなら2018年がいい理由 自信がない人は?

2017/12/25

もっと自分中心に考えていい この大チャンスを逃さない

 なんとなく「転職したいなー」とは思っても、「転職したら、お給料は下がってしまうの?」「転職するのに、一番いいタイミングは?」「未経験の仕事に転職するには?」など、初めての転職は、いろいろ分からないことだらけです。そこで、キャリアコンサルタント歴20年以上、1万人の女性たちの背中を押してきたハナマルキャリア コンサルタントの上田晶美さんに、アラサー転職にまつわる素朴なギモンをぶつけてきました。

「2018年転職」がおすすめな理由

Q:最近は景気もよく、転職市場も活発になってきていると聞きました。いつ転職するのが一番いいでしょうか?

A:「今です!」

 求人数は毎月のように更新し続けており、今、転職市場はバブルと言ってもいいほどの売り手市場です。少子高齢化で働く人の数が減ってきているとはいえ、この傾向が何年も続いていくとは限りません。

 基本的に今の好景気は2020年の東京オリンピックに向けた建設需要増による「オリンピック景気」です。オリンピックに向けて景気がよくなり、オリンピック後に反動で景気が悪化するのは、各国共通した傾向です。2019年には、オリンピック後に備えて、採用を控え始める企業が出てくることも予想されますので、2018年は転職の大チャンスです。

 特に、今20代後半から30代前半のアラサー世代の方々は就職活動時期がリーマンショックの影響で企業が新卒採用を控えた時期と重なり、自分の希望通りの就職ができなかった方が多い世代。就職活動が厳しかったためか、職場に対して遠慮があったり、責任感が強過ぎてすぐに動けなかったりする人が多いのですが、もっと自分のことを大事に考えて、いい求人を見つけたら、迷わず飛び付いてください。

 自分のキャリアの責任者は自分しかいませんから。やりたかった仕事、入りたかった会社に再挑戦したい、という気持ちがあるなら、2018年、特に年末のボーナス後、退職する人が増える1月から一気に動き出してくださいね。

長く働けるかどうか不安…な人は?

Q:今の会社は忙しくて、残業で遅くなることもしばしば。結婚、出産後も長く働けるかどうか不安で転職を考えてしまいます。

A:もし今、安定した企業で正社員として働いていて、これといった不満はない、ということであれば、安易に会社を辞めてしまうことはおすすめしません。

 将来的に仕事と子育てとの両立ができるかどうかが不安、というだけであれば、辞めなくていいと思います。社員のワークライフバランスを整えていくことは、企業にとって必須課題となりつつあります。今、仕事と子育てを両立している先輩がいないとしても、今後はそれができるように変わっていく可能性は高いです。

 どんな会社にいても育児休業を取る権利は平等にありますし、現在の会社、仕事に対して、大きな不満がないのであれば、本当に困ってどうにもならない、というところまで、まずは辞めずに頑張ってみてください。といっても体を壊すまで働かないように。体を壊しそうであれば、早めに会社に掛け合って、交渉してみましょう。電通で起きた痛ましい事件もありましたので、今は会社もきちんと耳を傾けてくれるのではないでしょうか。

転職の前に自信をつけたい

Q:転職したいとは思うのですが、自分に自信がなく、一歩踏み出せません。

A:自分に自信が持てない、という人には、まずは自分の目の前の仕事を本気で頑張ってキャリアを積む、ということをおすすめします。

 営業数字など目に見える形で実績として残せれば一番いいのですが、小さなことでも、自分なりに本気で取り組んで、「これをやった」と思える仕事ができれば、それは転職する際にアピールすることができます。

 今の仕事があまりキャリアを積める仕事ではない、全く新しい業種、職種の仕事に転職したい、という場合は、希望の仕事に関連する資格の勉強をしたり、学校に行ってみたり、勉強会に行ってみたりするのも一つの手です。

 自分でやろうと決めて、新しいことを習得できれば、大きな自信になります。仕事をして疲れていると、その後に勉強する気力が起きない、という気持ちも分かりますが、例えば女子会を一回減らすなどして、未来の自分へ投資するような気持ちで、行動を起こしてみませんか。

 人生100年時代の今、貯金も大切ですが、稼ぐ力をアップさせ、働き続けられるようになるための自己投資のほうがもっと大切です。まずはお正月明け、2018年1月からの学びの計画を立ててみましょう。

文/井上佐保子 写真/PIXTA

プロフィール
上田晶美さん
キャリアコンサルタント。早稲田大学卒業後、流通企業に入社し12年間勤務。広報、人事教育、商品企画などを経験。出産を機に退社し、ハナマルキャリアコンサルタント設立。現在大学生の就職、社会人の転職、主婦向けの再就職の講演、執筆など、幅広く手がけている。全国約20大学、20の自治体に出講。私生活では、二男一女の母。

Provider

日経ウーマンオンライン

2017/12/25掲載記事を転載
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