自分の強みが何か? で悩まない 自信が生まれた転職術

自分の強みが何か? で悩まない 自信が生まれた転職術

2017/08/21

新卒就活時の挫折から、自信を積み重ねてきたLINE転職女子

 「転職人気ランキングで常に上位に入る人気企業には、いったいどんな人が受かってるの? どんな転職活動をしたの?」―そんな疑問を持ったことはありませんか?
 もしかしたら、人気企業に転職した人の転職ストーリーには、転職活動がうまくいくヒントがあるのでは? そんな期待を抱きつつ、編集部では転職人気企業への取材を敢行。第二弾でお邪魔したのは、転職サイト「日経WOMANキャリア」 でも常に人気上位に入る、LINE。読者の日常にも欠かせないサービスを提供しています。かわいいLINE人気キャラクターがあちこちにいる楽しい雰囲気の新本社にお邪魔して、お二人に転職ストーリーを聞いてきました。

LINEに転職した31歳のお二人に話を聞いてきました

 編集部はLINEにお邪魔し、一人ずつ、転職の詳しい経緯を聞いてみました。

Case1◆LINE 佐藤 瑛実さん

LINE Bizセンター 広告・ビジネスプラットフォーム室ビジネスコンサルティングチーム マネージャー。アウトソーシング企業にて大手メーカーや小売業向けの営業などを経験。その後、クラウドサービス最大手の外資系企業に勤務した後、LINEに入社

会社の採用ページから直接応募

――今はどんな仕事をしているのですか?

佐藤さん:LINEビジネスコネクトとLINEカスタマーコネクトというBtoBのサービスがあるのですが、そのマーケティングやパートナーとの関係強化などを行うチームをまとめる仕事をしています。

――LINEで働いてみて社内の雰囲気はいかがですか?

佐藤さん:やはり若い人が多いですし、活気があります。私を含め中途入社の人が多いこともあり、フラットで上下関係もあまりなく、よく飲みに行ったりもしていて、和気あいあいとした職場です。

――前職ではどんな仕事を?

佐藤さん:クラウドサービス最大手の外資系企業でBtoBのインサイドセールス(外回りではない営業)の仕事をしていました。

――転職をしようと思ったのは、仕事に何か不満があったのですか?

佐藤さん:私は今の会社に入る前にも転職をしているのですが、二度とも何か不満があってというより、やりたいことがあって転職した感じです。実はLINEへの転職を考え始めたのは、前の会社の社内ニュースがきっかけでした。「LINEのビジネスパートナー企業となりました」という社内ニュースを見て、企業のシステムとLINEを連携したLINEビジネスコネクトという新サービスのことを知り、興味を持ったのです。

――なぜLINEビジネスコネクトに興味を持つようになったのですか?

佐藤さん:前職で扱っていたシステム商品はとても気に入っていたのですが、営業支援のシステムでしたので、関わることができるのは、対クライアント企業のところまで。ですが、ビジネスコネクトは、クライアント企業の先にいる一般ユーザーに目に見える形で寄与できるサービスだなと感じ、興味を持ちました。

――応募はどのようにされましたか?

佐藤さん:ちょうどビジネスコネクトの営業職に募集が出ていたので、転職サイトやエージェントサービスなどは使わず、会社の採用ページの応募フォームから直接応募しました。書類審査の後、3回ほど面接を受け、採用されました。

「きっと伝わる」と思っていました

――LINEという会社が好きで、というよりは、仕事内容に興味があって応募されたということなのですね。

佐藤さん:そうですね、ビジネスコネクトというサービスに携わりたい、というのが応募動機です。面接でもそのことをストレートに伝えました。ここで働けたらという具体的なイメージが描けていたので「きっとこの思いは伝わるだろう」と思っていたんです。

――なぜ「伝わる」という自信があったのですか?

佐藤さん:実は前の会社にいたときに、エージェントから勧められるまま、お試しで何社か応募してみたことがあったのですが、1社も内定が出ませんでした。というのも、それらの会社にそれほど興味がなく、志望動機も、ありきたりのものだったからです。

 ですが、LINEに応募したときは違いました。心の底からビジネスコネクトの仕事がしたいと思っていたので、企業研究や業界研究なども時間をかけてやっていましたし、面接時も志望動機が多過ぎてまとまらず、あふれそうなくらいだったのです。仕事内容も今までやってきたことにつながるものでしたし、前の会社ともパートナー関係があり、これはもう「きっと大丈夫だろう」と(笑)。

LINEを受けたとき、「これはもう、きっと大丈夫だろうと確信していました」

――単に転職がしたかったというのではなく「この会社でこの仕事がしたい」という志望動機が明確かつ、強い思いがあったからこその「自信」だったのですね。転職前にやっておいてよかったことはありますか?

佐藤さん:転職活動とは関係なく、半年毎に職務経歴書を更新していたことです。

――転職を考えていないときから、職務経歴書を更新していたというのは、すごいですね。

佐藤さん:前職が、転職者ばかりの外資系企業だったためか、みんな定期的にエージェントに会って「今、どんなポジションの需要があるのか、自分の市場価値はどの程度なのか」といった情報収集を頻繁にしていましたし、定期的に職務経歴書をアップデートすることも、誰もが普通にやっていたので、まねして書くようになりました。忙しい日々を送っていると、自分がやってきたことを、どんどん忘れていってしまいます。ところが、職務経歴書を書くことによって、自分がやってきたことの振り返りができるとともに、今取り組んでいる仕事も、「この仕事ではどんな成果を出せば職務経歴書に書けるかな?」などと、意識的に仕事に取り組むことができるようになります。また、自分が気になっている会社の求人が出たときに、タイミングよく職務経歴書を提出することができるというメリットもあります。

パッションを大事に

――佐藤さんはご自身の強みをしっかりと把握して転職活動をしてこられたような印象を受けます。

佐藤さん:そう見えますか? 実は新卒の就職活動のときは、自分の強みが分からず、何社も落ち、一時は食事も取れなくなるほど悩んでいたんです。でも、今となっては「自分の強みは何か?」なんていうことは気にしなくなりました。「強み」は一言で話せるものではないし、むしろ自分のやってきたことをストーリーとして語る中で見えてくるものではないかな、と思うようになりました。

――面接時に気を付けていたことはありますか?

佐藤さん:自分が受ける会社のことや事業内容のことなどを調べて、自分との共通点を見つけて語れるようにしていました。事前準備として、応募する会社について研究することは最低限やっておくべきですよね。私自身、マネジャーとして面接に立ち会うことがあるのですが、面接で「LINEは大好きです」と言いながら、「LINEビジネスコネクトは知りません」とか「社長の名前? 分かりません」なんて言う人がいたりします。少し調べれば分かることなのに、調べてこないのはパッションが無さ過ぎます。未経験でもスキルがなくても「LINEでこんなサービスをつくりたい。こんな仕事がしたい」というイメージとパッションを持って応募していただきたいですね。何よりもパッションが大事!だと思っています。

文/井上佐保子 写真/品田裕美

この連載は、毎週月曜日に公開しています。下記の記事一覧ページに新しい記事がアップされますので、ぜひ、ブックマークして、お楽しみください!
記事一覧ページはこちら ⇒ 【アラサー世代の転職指南塾】

Provider

日経ウーマンオンライン

2017/08/21掲載記事を転載
自分の強みが何か? で悩まない 自信が生まれた転職術