広告業界女子 彼はいっそのこと専業主夫希望でもいい

広告業界女子 彼はいっそのこと専業主夫希望でもいい

2017/12/28

知的な人は好きだけど張り合う 収入低くても癒やし系がいい

 キャリアへの意識も高く、仕事をバリバリしているMさん。「実は自分より仕事ができて、学歴も高い人とは付き合ったことがないんです」と言います。それはなぜなのでしょうか。27歳のMさんに恋愛観についての本音を聞いてみました。 

第1回 働く女性の恋愛事情、相手選びで譲れない条件とは
第2回 高スペック女子は、恋人にも結婚相手にも○○を求める
第3回 ドラミ系高スペック女子の共通点と恋愛不器用の謎
第4回 仕事ができる女子のうまくいく恋愛 大事な一つの方法
第5回 「三高」にはこだわりたいワセジョの恋愛 本音と葛藤
第6回 高スペック同士の恋愛を実らせた、恋愛器用女子の結婚
第7回 高スペック同士の遠距離恋愛 キャリアや結婚への迷い
第8回 結婚相手の条件は勉強も仕事もできて私の親と話せる人
第9回 広告業界女子 彼はいっそのこと専業主夫希望でもいい【今回はここ】

Mさん
27歳 独身
広告・営業
手取り月収:28万円
手取り年収:450万円

――有名私大出身で、広告業界で働くMさん。これまで、自分より仕事ができて、学歴も高い人と付き合ったことがないそうですが、何か理由があるのでしょうか?

「そうなんです……。なんというか、張り合ってしまって甘えられないというか。知的な人は大好きなのですが、競争意識をあおられてしまうところがあって、甘えにくいなって思ってしまうんです。

 私の場合、もともと偏差値が存在しないレベルの高校から、2科目だけ必死で頑張ってそこそこの大学に入った経緯があるので、『もともと頭のいい人』というのに劣等感があるからかもしれません。

 ただ、学生時代に付き合っていた彼に、就職したとき、『これで俺がいつ仕事辞めても大丈夫だね』って言われて、彼より高い(と言ってしまっていいでしょうか)年収のことをいじられてしまったこともあって。それはそれでとても嫌でしたが……」

――Mさんの職場では仕事ができる男性がたくさんいそうですが、やはりそういう男性もライバル視してしまいますか?

 「うちの職場の男性たちは、仕事熱心で残業する人も多いです。そういう頑張り屋の男性には好感が持てますし、私自身も仕事にはやりがいを持って一生懸命取り組んでいます。そのため、社会人になってから仕事に向上心のない男性を見るとちょっとがっかりしてしまうようになりました。ただ、恋愛対象となると、そういう相手の場合はつい張り合ってしまいます……」

――これまでのお付き合いで一番好きだった人はどんな人でしたか?

 「これまでに付き合ってきた男性の中で一番好きだったのは、社会人1年目のときの彼。顔も雰囲気もかわいいところがタイプでした。

 大学の同期はみんな大手の会社に就職したのでどこかでライバル意識を感じていたのですが、そのときの彼は仕事をしていなかったこともあり、彼と話しているときは気を張らなくてよくて気持ちが楽でしたね。

 今まで付き合ってきた中にいないタイプで、不思議と、彼が話をしてくれるのを聞いているだけで癒やされていました」

――Mさんが求める男性のタイプは「癒やし」がキーワードなのですね。Mさんのように仕事ができて収入も高い女性にとって、どんな「癒やし」があればいいと思いますか。

 「わがままなのかもしれないのですが、私は仕事で自分にプレッシャーをかけている分、相手が同じようにピリピリしている人だとしんどいだろうなと思います。

 例えば、年齢が離れている年上の男性だったら、張り詰めている私を包み込んでくれるのかな? と思ったり、自分と違う空気感の人だったら、家で待っていてくれて、私が帰ったら話を『うんうん』と聞いてくれて、そして家事もやってくれたらと思ったり……。要するに、私ってお母さんに甘える子どもそのものなんですよね(笑)、なんだか恥ずかしいですけど……。

 昔から、結婚を渋る元彼と別れられなかったり、片思いをずっと引きずったり、そういう恋愛傾向があります。実際、告白してきた人と付き合ったら大切にしてくれそうだなと思うことはあるのですが、私は多分弱虫で、自分という人間を愛してくれる人がいないという事実に直面するのが怖くて、自分の気持ちをぶつけることから逃避しがちです。

 仕事は恋愛と違って、頑張った分結果を出せるので、没頭しやすいんです。だからこそ、付き合う人や結婚相手には、弱い私を認めてくれて、頑張っている私をかわいがってほしいなと思います」

――仕事を頑張り過ぎて少し疲れているようですが、そんなMさんを癒やしてくれる相手なら、「たとえ相手の収入が低くてもいい」という言葉も。

 「そうですね。結婚相手は、自分より収入が低くてもいいです。いっそのこと、専業主夫でも構わないと思っています。

 ほどほどに自分たちが好きなようにやっていける収入があって、お互いを尊敬して、穏やかに暮らす。そしてその人が私のささやかな言葉にも『うん』と相づちを打ってくれたら、それは幸せなのだろうなと思います」

――男性に癒やしを求めるほど、日々のお仕事にコミットされているMさん。仕事上のどんな点がプレッシャーになっているのでしょうか?

 「他の業界も同じだとは思いますが、広告業界もウェブや新技術の台頭で、新しい時代を淘汰されずに生き残るための岐路に立たされているなと感じます。新しい価値観と手法を求めるクライアントに自社のリソースをどう価値付けて提供していくかという視点で、時代と戦っている感じです。

 数字が求められる営業で、かつ柔軟に対応するスキルが求められるので、それがプレッシャーになっているのかもしれません」

――Mさんを癒やしてくれる将来のパートナーや家族を養っていくために、今のようなハードな仕事スタイルを続けていくと思いますか?

 「そうですね。仕事が好きで、こんなことをやりたいといった夢もあるので、結婚しても働き方は変えずに続けるつもりです。

 たとえ大変でも、働き続けることは、大事にしていきたいと思っています。自己肯定感や社会とのつながりといった価値があると感じるので。今働いている会社は、子どもを産んでも働き続けやすいようなので、出産したらバッチリ育休を取って、復帰後も活躍したいと思います!」

――仕事で多忙なMさんですが、癒やしてくれそうな男性と出会うためにどのようなアクションを起こしていますか?

 「いろいろな集まりに顔を出したり、友人の紹介に頼ったりしていますよ。

 まずは、ボランティアやビジネスの勉強会など、自分と同じような興味を持つ人がいそうな場に継続的に顔を出すこと。ただ、これまで出会った相手は見事に、皆さん既婚者か彼女持ちでした(笑)。

 オシャレな飲み屋に行って一人飲みしてみることもあります。信頼できる人にお願いして合コンをしてもらったり、友人の友人にも会ってみたり。

 過去に一度だけ行った婚活パーティーでは、自分をよく見せようとして頑張り過ぎたせいか、いいなと思った相手とはマッチングしませんでした(涙)。私には、肩肘張らずに話せる相手と相性がいいのだということが分かりました。

 実は、婚活アプリも使っています。つい先日、婚活アプリがきっかけで会った男性と意外にもフィーリングが合いました! オタクではないマイペース具合で、頑固な昔のお父さんのような感じ。年齢は私より7歳上だったので、甘えさせてくれる感じが私にはいいのかなと思っています。肩に力が入っている私を楽しく見守ってくれていたようです。相手も仕事を頑張っていると聞いて、その点もいいなと思いました。

 これからも出会いを求めて動きたいと思いますが、これまで出会った人たちはとてもいい人ばかり。そうやって動くことで友達も増えて、いい経験になっていますね。穏やかで、尊敬できる、包容力のある男性と出会えたらなと思っています」

文/飯田麻衣子 写真/PIXTA

Provider

日経ウーマンオンライン

2017/12/28掲載記事を転載
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