野菜の栄養が減っている? オーガニックは何が違うのか

野菜の栄養が減っている? オーガニックは何が違うのか

2020/12/02

産直やファーマーズマーケットで生産者の見える野菜を買う

食べ物で健康な心と体を作る予防内科医の関由佳さん。医師でありながらNYで栄養と料理を学び、ミシュラン星付きレストランでも働いた異色の経歴の持ち主です。無農薬の野菜作りにも挑戦中の関さんが、美しく健康になる食べ方を、オリジナルレシピとともにご紹介します。今回のテーマは「オーガニック野菜」です。

農産物の作り手を意識して買う

 私の住む地域では先日、今年最後のファーマーズマーケットが開催されました。冬の間はマーケットがお休みなのが少しさみしいですが、産地直売所はまだまだ営業中なので、柿を干し柿や柿酢にしたり、野沢菜をすんき漬けにしたりと、保存食を作りながら季節を楽しんでいます。

 最近ではどこの地域でも定期的にファーマーズマーケットが開催されていたり、産地直売所や道の駅などがあったり、生産者さんから直接、野菜を買える機会も増えてきています。「体は食べたものから作られている」ことを意識してから、私はできるだけ作り手が分かるお店で無農薬やオーガニック(有機栽培)の野菜を買うようにしています。

 私が初めてファーマーズマーケットでオーガニックの野菜を買うようになったのは、ニューヨークに暮らしていた頃です。ニューヨークではさまざまな場所でファーマーズマーケットが開かれ、レストラン関係者も仕入れにやってきます。

同じオーガニックでも生産者によって味が違う

 日本人のシェフがマーケットの案内をしてくださる機会があって、マーケットに売りにきている生産者さん達に直接、どんな肥料を使って野菜を作っているか、おいしい野菜の見分け方などを教えていただきました。そのとき、実際に食べて味を比べてみて、同じオーガニックの野菜でも農家さんによって全然味が違うことも分かりました。

新鮮でおいしい野菜が並ぶファーマーズマーケット。試食もできて、作り手と直接会話ができるのも魅力

 そのときの野菜のおいしさが忘れられず、日本でもオーガニックや自然栽培など、農薬や肥料に頼らずお野菜を作っている農家さんを訪ね歩くようになりました。

 そこで分かったことは、おいしい野菜作りには土づくりが重要だということです。

ここから先は日経WOMANキャリアへの
会員登録(無料)が必要です。

Provider

日経ARIA

2020/11/25掲載記事を転載