いつか子どもが欲しいと考える20代女性が知るべきこと

いつか子どもが欲しいと考える20代女性が知るべきこと

2019/11/06

第1回 北村邦夫医師「毎月生理が来るのは、動物的には不自然なこと」

10月19日、東京都内の会場にて、将来妊娠を望む人たちをサポートするアプリ「ファミワン」を運営するファミワン(東京・渋谷)主催の「ミライfes’2019 『20代女子のリアル』」が開催されました。このイベントのコンセプトは、「未来の自分についてちょっと真剣に考える」。20代女性が気にしがちな「女性の体」「恋愛」「キャリア」について、各分野のエキスパートが3部構成で講演しました。その様子を全3本の記事で紹介します。第1回の本記事では、「女性の体」をテーマに産婦人科医・北村邦夫さんが語ります。

北村邦夫
日本家族計画協会 理事長/家族計画研究センター 所長/産婦人科医
長年にわたり女性の健康、とりわけ人工妊娠中絶の防止、性感染症の予防などに取り組み、性教育のセミナーを全国各地で実施。国会、行政、学校、メディア、学生団体を巻き込み精力的に活動し、数々の成果を挙げる。同時に、ピル使用の承諾を得るため長期間にわたり、国内外でロビー活動に尽力した。

女性は男性より「病気を抱えて生きる期間」が長い

 「女性は男性より平均寿命は長いですが、病気を抱えて生きる期間は女性のほうが長いんです」と産婦人科医の北村さんは話します。

 病気を抱えて生きる期間は、男性の場合、平均8.84年。一方女性は平均約12.35年にも及びます。この期間をいかに短くするには何を意識すればいいのでしょうか。

 そもそも「生理」「ピル」「避妊」「妊活」など、女性が大事な体についてきちんとした知識を得る場は少なく、中学・高校の保健体育の授業で少し学んだくらい、という人が大半です。

 「いつか子どもを産みたい」と思う女性が健康な体を維持するための知識を北村さんが解説していきます。

産婦人科医で日本家族計画協会理事長の北村邦夫さん

月経痛で治療が必要な人は約30%

 会場には男性の姿も。その男性来場者に北村先生が質問します。「月経痛で治療が必要な人は、女性全体の約30%もいることをご存じですか?」と聞くと、ほとんどの人が首を横に振りました。月経痛に関して、女性ですらあまり知識がないのが現実。男性が知らなくても仕方ありません。

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日経doors

2019/10/30掲載記事を転載