ウィーンで3人子育て コロナ休校学習と仕事両立法

ウィーンで3人子育て コロナ休校学習と仕事両立法

2020/04/29

優先順位は「子どもの勉強>散歩>親の仕事」。生活のすべてを「学べる」課外活動にして、「すべてが勉強」という意識を持つ

世界各国で大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大。各国の子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。米国編ドイツ編フランス編韓国編に続き、今回はオーストリア・ウィーン在住で8歳、5歳、1歳の子どもを育てるフォトライターの御影実さんが、家庭学習やリモートワークの両立などについてリポートします。(4月17日時点の情報に基づいています)

 音楽と芸術の都ウィーンを首都とするオーストリア。世界中から訪れる観光客が、オペラ座でクラシック音楽を楽しみ、ハプスブルク家の栄華を感じられる街並みを眺め、伝統的なカフェでケーキを楽しむ、美しいアルプスの小国です。

 そんなオーストリアにも、新型コロナウイルスの波は押し寄せています。大きな被害を受けたイタリアと国境を接していることもあり、ヨーロッパの中ではいち早く、休校、休業が決定されました。3月11日からは大学と劇場が閉鎖となり、16日からはすべての幼稚園と学校の休園休校、飲食店や生活必需品以外の店舗の休業が始まり、外出制限が課せられています(4月14日より一部小規模店舗の営業を再開)。

 たった数日の準備期間で外出制限がスタートし、国民の生活はがらりと変わりました。

劇場閉鎖になった日のウィーン国立オペラ座(3月11日撮影)

 その中でも、最も大きな影響を受けたのは、幼稚園や学校に通う子どもを持つ、共働き世帯でした。小さな子どもが家にいる状態で、どうやって仕事を続ければよいのでしょう? 多くの親が、育児と仕事の両立に頭を悩ませました。

 休校、休園と共に政府が真っ先に通達したのが、「子どもを祖父母に預けることだけは、絶対に避けてください」というメッセージでした。

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2020/04/22掲載記事を転載