押切もえ「迷惑をかけないママ」を目指していた

押切もえ「迷惑をかけないママ」を目指していた

2020/02/26

【最終回】一人で頑張るよりも、周囲に頼ることで、子育てしやすい世の中に

子どもを連れていると「迷惑をかけないように」と気を張ってしまうママ・パパは多いのではないでしょうか。押切もえさんもその一人でしたが、友人から言われた一言で、ハッと気づいたと言います。最終回は、「ママが頑張る」ことの意味について考えます。

「迷惑をかけてはいけない」と思い込んでいた

 皆さん、こんにちは。前回の連載でも書きましたが、普段からベビーカーはもちろん、新幹線や飛行機での移動が多い私。とにかく子どもが騒がないよう、周囲に迷惑をかけないよう細心の注意を払っていました。子どもを抱っこして、ベビーカーを持って駅の階段を上ろうとしていると、「手伝いましょうか」と声をかけてくれる人もいたのですが、「いえ、大丈夫です。すみません」と断ってしまったことも。育児が大変なときにも周囲にどうやってヘルプを出せばいいのかが分かりませんでした。

 そうしたら、あるとき友人から「もえちゃんがそうやって頑張ることで、『世の中に迷惑をかけないママ』を増やしたいの? もっと素直に周囲に甘えて、助けてもらったら『ありがとう』って言えばいいんじゃない? ママが一人で頑張りすぎると、どんどん子育てしづらい世の中になるよ」と言われて、ハッとしました。

 私は「周囲に迷惑をかけないこと」ばかりに気を取られて、「周囲に感謝する」ことが欠けていたんだ。必要以上に自分に厳しくしなくても、周囲から助けてもらったら「ありがとう」でいいんだ。私は「周囲からのヘルプ」と「ありがとう」を1セットとして考えられず、「とにかく迷惑かけずに自分が頑張る」と思っていたから、苦しかったんだ……と気づかされました。

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2020/02/20掲載記事を転載