世界6カ国で育った私が、日本で働いている理由

世界6カ国で育った私が、日本で働いている理由

2020/10/14

第5回(最終回)実は今、「異分子」にとってこそ、日本が最も面白い場所

世界コピーライターランキングで1位に輝いたこともあるキリーロバ・ナージャさん。世界6カ国で成長期を過ごし、今は、電通でコピーライターとして活躍しています。本連載は今回が最終回です! 語学に長け、世界中どの国でも活躍できるナージャさんが「なぜ、日本で働いているのか」その理由を教えてくれました。

「なんで日本にいるんですか?」

 語学ができたり、グローバル経験があったりすると、よく「なんで日本にいるんですか?」「海外に行けばいいのに」と言う人がいます。「私にとっては、日本も海外ですよ!」と思いつつ、最初その意味があまり分からなかったんです。しかし、その後にこう続ける人が出てきました。「もったいない!」と。そう。日本より海外のほうがいい、活躍できると考えてしまう人が多いようです。

 「本当にそうなのかな?」と考えていると、日本は、「海外と違って全然チャンスがない」「元気がない」「みんな同じでつまらない」「上の人たちは頭がカチコチだ」「最近、おかしなことになっている」…と続ける人たちもいました。日本の皆さん、謙虚だとは知っていましたが、それにしてもずいぶんと日本に対してネガティブですよね(汗)。

 もちろん、言うことも分かりますし、確かにピンチな側面も存在します。でも、逆に考えればそれってものすごいチャンスなんじゃないか! と思ったのです。特に、私も含めた「異分子」にとっては(※ ここでいう「異分子」は、「海外から来た人」ということではなく、もっと広い意味で、いろんな考え方や価値観を持っている人のことです)。

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日経doors

2020/10/06掲載記事を転載