令和のリーダー 9つのタイプ別アプローチでチーム力強化

令和のリーダー 9つのタイプ別アプローチでチーム力強化

2020/07/29

(上)年齢・性別問わずモチベーションの源泉となる「心のエンジン」

組織の変革を期待され、チームリーダーに抜てきされると同時にコロナ禍というピンチに見舞われた人もいるのでは。多くの企業でテレワークが導入され働く環境が急速に変化する一方で、リーダーにはチームとしての成果が厳しく求められます。連載初回は、新時代のリーダーに求められる役割や幸せなキャリアプランの立て方について、キャリアコンサルタントの臼井淑子さんに話を聞きました。
上 令和のリーダー 9つのタイプ別アプローチでチーム力強化 ←今回はここ
中 幸せなキャリアをつかむ5つの行動パターン 臼井淑子
下 7つのリーダーシップ 場面に応じた使い分けアドバイス

令和の時代に求められるリーダー像

 終身雇用や年功序列、オフィスに毎日出勤して仕事をするなど従来の組織の慣習が揺らぎ、社会全体の多様化が進む中、リーダー像のスタンダードは時代と共に移り変わっています。

 「リーダー候補者向け研修に参加する働く女性からは、『初めてのことが多過ぎる』『お手本がない』と事例の少なさを心配する声が多く寄せられます。でも、変化の過渡期である今は、過去の成功パターンに倣うのが必ずしも正解とは言えない時代。柔軟性や自身の強みを生かした新たなリーダー像を自らつくり上げていくことが組織の成長にもつながります」と、キャリアアップに躊躇(ちゅうちょ)する女性たちの背中を押すキャリアコンサルタントの臼井淑子さん。

 「一般的にリーダーというと『組織をけん引する存在』と思われがちですが、それは過去のイメージです。右肩上がりの会社の成長を前提に皆が同じ方向を向き、猛烈に働くことでポジションを得てきた昭和型のリーダーは、命令や強さを特徴とした権利の象徴でした。一方、『生涯現役』『ワークライフバランス』という概念が広がった今は、チームメンバーの置かれている状況や個性、価値観もさまざま。未来の予測がしづらく、何が正解か分からないという中、命令するだけで人は動きません。そこで大事になってくるのは、個の尊重。チームの一人ひとりが自分らしさや強みを発揮できるよう、それぞれの個性を大切に伸ばしていきましょう」

 令和のリーダーは、オーケストラの指揮者のような存在と例える臼井さん。

 「一人ひとりがいろいろな楽器を持っているので、その楽器をきれいに奏でてもらいつつ、周りのみんなを調和させてまとめていく。そういうリーダーが求められるようになってきました。チームメンバーのモチベーションをケアして、みんなが働きやすい環境をつくり、組織と人を共に成長に導くという役割が求められる中で、性別によって一概には言えませんが、どちらかというと女性に得意な人が多いと私は思います。リーダーに指名される機会があれば、気後れせず自信を持ってチャレンジしてもらいたいですね」

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日経doors

2020/07/21掲載記事を転載