中外製薬 育休後の異動が転機 理系職場でマネジャーに

中外製薬 育休後の異動が転機 理系職場でマネジャーに

2021/06/02

新規プロジェクトの立ち上げに関わりつつ、2人の子どもを出産。復帰後にマネジャーに昇格

2019年度、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は 11.9%にとどまりました(厚生労働省、雇用均等基本調査)。そんな中、東証1部上場企業では、どのような課長職の女性たちが活躍しているのでしょうか。今回は、中外製薬の医薬安全性本部、グループマネジャーの中山輝美さんです。

中山 輝美(なかやま・てるみ)さん(37歳)

中外製薬 医薬安全性本部 安全性リアルワールドデータサイエンス部 ヘルスサービスリレーショングループマネジャー


■課長(グループマネジャー)職昇格は、入社13年目、36歳
【略歴】
2006年 千葉大学薬学部卒業。薬剤師免許取得。
2008年 千葉大学大学院医学薬学府修了。修士(薬学)。
2008年 中外製薬入社。本社安全性部門に配属。医薬品の副作用情報のマネジメント業務を務める。
2011年 産休・育休
2012年 復職
2013年 異動。疫学情報を取り扱う業務を務める。
2014年 データ活用に挑戦する新たな取り組み「EpiMAX プロジェクト」始動。SNS・Web データ研究チームに所属。
2015年 「EpiMAX プロジェクト」第2弾始動。SNS・Web データ研究のチームリーダーに着任。
2016年 産休・育休
2017年 復職。「EpiMAX プロジェクト」第3弾始動。プロジェクト全体マネジメントのチームリーダーに着任。行動学・心理学の活用検討チームに所属。
2019年 現グループ新設、異動。ヘルスサービスリサーチ学、行動学、心理学、SNS・Web データの安全性業務への実装検討を務める。
2020年 グループマネジャー昇格
【家族構成】
夫と息子2人(5歳・9歳)の4人家族

家族をがんで亡くし、抗がん剤の仕事を志す

 私は幼い頃に家族をがんで亡くし、将来は抗がん剤に関わる仕事に携わりたいと思っていました。そして大学は薬学部に進学。大学院を経て、中外製薬に就職しました。がん領域に強みがあること、世界の製薬大手ロシュ社と戦略的アライアンスを締結し新しいビジネスモデルで成功していること、女性の先輩社員が生き生き働いていたことに魅力を感じました。

 入社後に配属されたのは、本社安全性部門。医薬品安全性監視(PV、ファーマコビジランス)の部署で、医薬品に関する副作用情報を扱う業務を担当しました。その後1年間の産休・育休を経て復職してからは、疫学情報を取り扱うグループに異動しました。

 今振り返ると、この異動は私にとって大きな転機でした。業界でも先駆けた分野を学ぶことは私自身のキャリア形成にも役立つ、と判断した上司の推薦だったと聞いています。

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日経xwoman

2021/05/25掲載記事を転載