ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

転職天気図

ポケモン 内藤 健次氏

ポケモン 内藤 健次氏
photo

欲しいのは、ポケモンを生かして
「新しい何か」を生み出せる人材

ポケモン
人事部 部長
内藤 健次(ないとう・けんじ)

[PROFILE]

2000年大阪大学文学部卒業。電機メーカーを経て、人材アセスメント会社へ。子会社の社長を経て、2005年7月にポケモンに入社、現在に至る。
企業サイト http://www.pokemon.co.jp/

 「ポケットモンスター」のゲーム・カードゲームのプロデュース、ライセンス管理、ポケモングッズの専門店「ポケモンセンター」の運営を行う株式会社ポケモン。約130人の社員の多くが転職経験者だが、採用は少数精鋭、よい人がいれば採用するというのが基本方針という。求める人材像などについて、人事担当の内藤健次氏に話を聞いた。

職種ごとの採用は行わない

 昨年度の採用実績は10人ほど。今年も同じぐらいの採用数を目標としていますが、必ず採用するとは限りません。ポケモンは少数精鋭、よい人がいれば採用するというのが基本方針です。

 年齢的には、20代半ばから30代前半までがコアになってきます。経験社数の多少は重視しませんが、経験の濃さは見ます。濃さとは、任せられた仕事に対して、主体性を持って取り組めているかどうか。そして主体性とは、ある役割をまっとうし、周囲の人間を巻き込んで仕事に向かっていくことができるかどうか。これが何より大切です。

 私たちは、多くのスタッフ、外注先との協力のもとで業務を行っています。ゲームプロデュースのスタッフがカードゲームプロデュースのスタッフと組むこともあれば、店舗運営のスタッフと組むこともある。多くの人を巻き込んで最終的なゴールへと率いていく力が、常に求められているのです。

 専門職を除き職種ごとの採用は行いません。すべて「ビジネスプロデューサー」という名で採用されます。採用担当が行うことは、まず欲しいと思う優秀な人材にリーチして、意欲づけること。そして、1−2時間という綿密な面接を数度繰り返すなかで、人材のそれまでの経験や、ポケモンの現状をふまえつつ、「この仕事をやってもらいたい」と伝えます。

 もちろん、企画職、マーケティング職など、職種という概念は存在しますし、そういった経験を生かせる環境ではあります。しかし、私たちが求めているのは、その職種一筋の人材、ではないのです。

 それまでの経験とポケモンをかけ算したときに、何か新しい、面白いものを生み出してくれる人材。ポケモンが存在するのは、「ポケモンが末永く愛されるため」。そのためには、子どもたちに新しい遊びを提供し続けなければなりません。それができる人材が欲しいのです。

 優秀な人材には、ふさわしいフィールドを用意します。ポケモンというプラットフォームは強い。世の中に対して何か投げかけたい、と考える人間には絶好の環境だと思います。なにせ、世界中の子どもに知られ、愛されているのですから。

 他の企業から、新しい技術やアイデアを持ちかけられることも多々あります。例えていうなら、調理器具が完備され、とびきりの食材が並んだキッチンのようなもの。どう料理するかは、その人次第です。

 

転職天気予報  2007年(晴れ)→2008年(晴れ)

求める人物像

ビジネスプロデューサー

他社でいう、マーケティング、販売促進、商品企画などの職種はあるものの、ビジネスプロデューサーという名で採用される。重視されるのは、主体的に行動し、他人を巻き込んで仕事を動かせるかどうか。キャラクタービジネスからの転職者は少ない。

専門職

経理、財務、法務といった専門職については、経験者を採用する。常に募集しているわけではないが、現在は業務拡大にともなう増員を図っている。