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転職天気図

ザカティーコンサルティング 佐藤 ひろみ氏 / 細谷 功氏

ザカティーコンサルティング 佐藤 ひろみ氏 / 細谷 功氏
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求めるのは「売れる」コンサルタント
異業種からの人材にも広く門戸を開く

ザカティーコンサルティング
人事部マネジャー 佐藤 ひろみ(さとう・ひろみ)
ディレクター 細谷 功(ほそや・いさお)

[PROFILE]

佐藤 ひろみ氏
外資IT企業で人事職を経験したのち、UCI(University of California Irvine)へ留学、Human Resource Management修了。帰国後にザカティーコンサルティングの前身である日本キャップジェミニに入社、現在に至る。

細谷 功氏
大手ハイテク企業にて原子力プラントの設計に携わったのち、96年にザカティーコンサルティングの前身であるアーンスト&ヤング・コンサルティングに入社。著書に『地頭力(じあたまりょく)を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社)などがある。
企業サイト http://www.zacatii.com/

 ヨーロッパ最大の戦略ITファームであったキャップジェミニとNTTデータの業務提携により日本キャップジェミニが2005年10月に社名変更、ザカティーコンサルティングへと生まれ変わった。経営管理、CRM(顧客情報管理)などの総合コンサルティングを主業務とする同社がコンサルタントに求める人材像とは。人事部マネジャーの佐藤ひろみ氏と、ベストセラー『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』の著者であるディレクター細谷功氏に話を聞いた。

 2007年度におけるコンサルティングサービスのコンサルタントのキャリア採用実績は約25人。08年度も同じ程度の採用を見込んでいます。若手の育成を進めるために異業種からの転職組にも門戸を開いており、07年度は全体の3分の2を占めました。

 大型のコンサルティングファームに比べて個人の裁量に任される部分が多い社風です。よって力がある人材であれば、コンサルタント未経験者でもすぐに現場に入れますし、実績によってプロモーションとなるのが当社の通例になっています。

 要はコンサルタントとして「売れる」付加価値を持っているかどうかを重視しているということです。

 そもそもコンサルタントの業務は広範です。クライアントの業種も、担当する業務も、クライアント側の担当者の性格もバラバラです。そんな環境下で質の高いサービスを提供するにはどうしたらいいのか。業界知識、業務に関する知識があるのは当然のことです。しかしいくら勉強してもクライアント自身についてはクライアントを超える知識を身につけるのは難しいものです。「売れる」コンサルタントになるためには、また別の力が必要になってきます。

 大前提として求めたいのは「プロフェッショナリズム」です。これはクライアントにコミットできる力、サービス精神を発揮できる力と言い換えることができるでしょう。当社のモットーであり、クライアントから評価されている点は「Work with Client」であること。クライアントと一緒になって業務改善に取り組んでいくことが私たちの役割。これが強靭なプロフェッショナリズムが不可欠である理由でもあります。

 ここは改善レポートを提出しクライアントに渡して、「後は御社でやってください」という形式「Work to Client」の社との違いであり、1社のクライアントと細くとも長くつきあうのが、当社の特長です。

 次に「地頭力」です。知識や情報がない状態でも質の高いサービスを提供するには、この能力が欠かせません。意識的に鍛える方法としては、たとえば検索エンジンを使わずに1日を過ごしてみることをお勧めします。また、人が言ったことやメディアで目にした情報について「本当なのか」「なぜなのか」問いかける習慣をつけること。

 いずれも限られた知識や情報をもとに的確な回答を導き出すためのよい訓練になるでしょう。そして「対人感性力」です。理屈だけでは人を動かすことはできません。加えて「空気を読むこと」「気配りができること」がコンサル業務では求められるのです。

 こうした能力に長けている人材であれば、コンサルタント未経験者であっても歓迎します。また、コンサルタントに欠かせないこうした能力をさらに磨くことができるのが当社であるともいえるでしょう。

 当社に集まる人材は人間的にも魅力的であり、本当の意味で頭が良いので話していて飽きることがありません。自分とまったく違う発想に触れ、感化されていく。自己成長を遂げるにはよい環境ではないかと思っています。

転職天気予報  2007年(晴れ)→2008年(晴れ)

求める人物像

同業種からの転職

専門を厳格には定めていないので、担当業種、担当業務も複数にわたる。こうした自由度の高さを楽しめる自主性に富んだマルチカルチャーな人材を求む。

異業種からの転職

採用実績として多いのはメーカーやサービス業でクリエーティブ感覚がある企画系職種の出身者だがこだわりはない。コンサルタント未経験者に求めたいのは職種研究。イメージだけでとらえず、経験者などにヒアリングするなどして情報収集につとめてほしい。