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転職天気図

イオン銀行 長谷川 裕生氏

イオン銀行 長谷川 裕生氏
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新しい「リテール・フルバンキング」
「したい何か」を持った人材を求める

イオン銀行
人事総務部
人事グループリーダー
長谷川 裕生(はせがわ・ゆうせい)

[PROFILE]

1991年3月、法政大学経営学部卒業。同年4月、地方銀行に入行し営業店、国際部、人事部の業務に携わる。2007年4月、イオン総合金融準備(現イオン銀行)入行。

 10月29日から有人店舗の営業とATMの稼動が始まる新しい銀行、イオン銀行。流通大手、イオンのグループ会社として、主要ショッピングセンターに有人店舗を構え、商業と金融が融合した「リテール・フルバンキング」を展開するという。人事総務部人事グループリーダーの長谷川裕生氏に新銀行の特徴や求める人材について聞いた。

 イオン銀行は「土曜、日曜こそ銀行には開いていてほしい」「もっと営業時間の長い銀行がほしい」などのお客さまの声に応じるために設立した新しいイオンのグループ会社の1つです。

 まず10月29日にジャスコ品川シーサイド店(東京都品川区)、イオン津田沼ショッピングセンター(千葉県習志野市)の2店舗を開設、関東、中京、関西を中心とするイオンのGMSなど276店に設置した460台のATMの稼動を開始します。

 3期目となる2010年3月期までに90店の有人店舗開設、2100台のATM設置を計画。普通預金口座260万口座、預金残高7000億円、同期の単年度黒字を目指しています。

 流通業ではセブン&アイ・ホールディングスがATM業務にほぼ特化したセブン銀行を展開していますが、当社は原則年中無休営業の有人店舗を有する小売り系の銀行として特徴を打ち出していきます。

 有人店舗については、ショッピングセンター内で展開することを生かし、土日、祝日も含めて午前9時から午後9時まで営業し(一部店舗を除く)、利用者の利便性の向上を目指します。年中無休かつ長時間営業ですので、シフト勤務を組んで常時2−5人(契約制社員を含む)が店舗に立つようにします。来店客の多い週末やセールの日には人員を厚く配置します。

 業務についてはリテール、つまり個人のお客さまに対する営業に特化していることが特徴です。開業当初は普通預金、定期預金のほかに保険商品を取り扱い、準備が整い次第投資信託、住宅ローン、カードローンの取り扱いも始め、「リテール・フルバンキング」として、ショッピングセンターに来店されるお客さまが資産運用やローンに関する相談を気軽にできる「親しみやすく、便利で、わかりやすい銀行」を目指します。

 キャッシュカード(イオンバンクカード)にはイオン銀行が発行する電子マネー「WAON」機能を搭載します。ポイントサービスなど小売りと連携したサービスを検討していきます。

 開業にあたり、本社スタッフと今後の展開する店舗スタッフ要員も織り込み、約360人を採用しました。一部、イオンのグループ会社からの出向者のほかは、すべて中途採用です。内訳は約8割が銀行を中心に金融業の経験者、残りが流通業、サービス業の経験者です。

 また転居を伴う転勤のある全国型社員のほか、勤務地を特定した社員(通勤時間の目安90分)である契約制社員も店舗スタッフとして積極的に雇用していく計画です。

 新しい銀行らしく「自分のキャリアを生かして、何をしたいか」が明確な人ほど、採用に至るケースが多くなっています。なお給与については、経験、スキル、現在の年収を考慮して、算定しています。

 約2カ月の研修の後、本部や店舗での業務に就きます。研修では未取得の場合は証券外務員や保険販売の資格を取得してもらい、コンプライアンス、金融商品取引法などについて学びます。

 本社、店舗スタッフは固定的に考えておらず、これから自己申告制度を設けて、適性に応じて本社、店舗の人事交流を図っていくことも検討したい考えています。本社においても常にお客さまのニーズをよく聴くとともに、お客さまに最も近い店舗スタッフから新商品の企画を提案してくるような考え方、社風を育てていきたいと思います。

転職天気予報  − →2007年(晴れ)

求める人物像

金融業経験者

銀行のほか証券、生損保などの業務経験者。営業店の経験のほか各種本部業務の経験を積んだ人材。自分で仕事を見つけ、解決していく能力を持った人物。

その他

店長経験者など流通業・サービス業経験者など顧客の声をつかみ取る小売業の目線をもった人材。新商品の企画を現場から上げてくるような発想力、企画力のある人物。