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転職天気図

リサ・パートナーズ 池田 力氏/石川 裕子氏

リサ・パートナーズ 池田 力氏/石川 裕子氏
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金融・不動産を軸としたクリエイティブな
投資銀行を目指し、積極増員

リサ・パートナーズ
経営戦略部 ヴァイス・プレジデント 池田 力(いけだ・つとむ)
同部 マネジャー 石川 裕子(いしかわ・ゆうこ)

[PROFILE]

池田 力氏
都市銀行、日系大手債権回収会社(サービサー)を経て、2005年リサ・パートナーズ入社。ファイナンシャル・アドバイザリー・サービスを提供する戦略子会社のリファスに出向して企業再生業務に従事した後、現在は経営戦略部にて広報・IRを担当。

石川 裕子氏
大手エクステリアメーカーを経て、2003年株式会社リサ・パートナーズ入社。各部門にて管理業務に従事した後、現在は経営戦略部にて広報を担当。
企業サイト http://www.risa-p.com/

 2004年3月、東証マザーズ上場を果たし、翌年12月、早くも東証1部にステップアップしたリサ・パートナーズ。06年12月期には売上高160億円を突破している。09年12月期までに売上高498億円を目指す新中期経営計画を打ち出した同社の経営戦略部ヴァイス・プレジデント池田力氏と同部マネジャー石川裕子氏から、今後の事業計画や求める人物像などについて聞いた。

これまでも新規事業を積極的に推進

池田氏
企業再生、経営戦略など幅広く経験しています

 1998年7月、リサ・パートナーズは、日本長期信用銀行(現新生銀行)で航空機ファイナンスや海外不動産のワークアウトなどを経験した井無田敦(代表取締役社長)によって設立されました。金融と不動産を軸としてインベストメントバンキング(投資銀行)、プリンシパル投資(自己投資)、ファンド投資・運用の3つの事業セグメントでビジネスを展開しています。

 よくいろんな方から「同業他社はどこか?」と聞かれるのですが、いつも「同業と言える会社はない」と答えています。当社は、特定の事業領域に特化しているわけではなく金融と不動産を軸として、多様な機能を融合した投資銀行です。

 投資銀行という点では、外資系や国内大手金融機関の投資銀行部門が同業になりますが、当社はクロスファンクション組織を推進しており、1つの案件に多彩なバックグラウンドを持った人材が、組織の垣根を越えて参画し、顧客に最適なソリューションを提供できる体制が整っているという点でオンリーワンな存在だと言えます。

 当社のこれまでの軌跡を振り返ると、常に新しいことにチャレンジしてきたことが分かります。まずは、海外投資家が国内金融機関の不良債権を購入する際のデューデリジェンスから事業を開始し、その後、不動産投資アドバイザリーおよびアセットマネジメント業務をスタート。01年からは自己資金による不動産投資に着手しています。

 02年からは、地域金融機関の不良債権処理や企業再生に関する取り組みを開始しました。不良債権ビジネスというと担保の不動産を処分し、投資を回収するといったイメージが強いのですが、地方銀行の融資先である地域の企業に、そういった画一的な対応をすると、地域の活力自体が失われてしまう危険性があります。

 それは地域経済の一員である地方銀行にとっても不利益となるため、当社は融資先の経営再建を通じて、地域を再活性化できるような企業再生を提案しています。03年12月には、広島銀行との提携で、地域企業再生ファンドの第1号となる「ひろしま事業再生支援ファンド」を設立。以来現在までに、全国で55の地域金融機関と企業再生に関する業務提携をし、18件の企業再生ファンドを組成しています。

 当社が東証マザーズに上場した04年には、世界的に著名な投資家ジョージ・ソロス氏率いる不動産投資ファンドとの合弁で隼人インベストメンツを設立。国内不動産に累計で約2000億円投資する不動産投資ファンドを運営しています。

 最近では投資銀行としてのグループ会社戦略を本格化させており、ファイナンシャル・アドバイザリー・サービスを行うリファスや、企業再生やM&A(企業の合併・買収)アドバイザリー専門会社フロンティア・マネジメントなどを設立。金融と不動産に関する投資銀行業務を軸に、金融に関するファンクションを一層強化しています。

追い風に乗る投資銀行ビジネス

石川氏
広報担当としてリサのPRを担当しています

 当社の事業領域には、引き続きフォローの風が吹いています。

 地域金融機関における不良債権の問題は、依然として経営課題になっている部分もあり、当社にとっては企業再生などのニーズがあると見ています。今後は公的セクターの不良債権処理も本格化する可能性があり、そのあたりも視野に入れた事業展開を図っていきます。

 また近年、国内企業のM&Aが急増しています。さらには事業承継に関するニーズも多く、提携先の地域金融機関と協力して、アドバイザリー業務を始めとした投資銀行業務を加速させていく予定です。

 不動産の分野においては、賃料水準の上昇とあわせてREIT(不動産投資信託)や私募ファンドの増加などにより、不動産取引が活発になっています。物件取得の競争は激化していますが、投資先選定基準に画一的な基準を設定せず、個別案件ごとに柔軟な投資判断を下すなど差異化を図っています。

 ビジネス展開を加速させるため、新規事業にも積極的に取り組む方針です。既存事業との関連性のある分野で新規事業に取り組み、投資銀行としての幅を広げていきます。

希望や個性を尊重し柔軟に対応、約100人の増員計画

 上場などによる知名度の向上で、応募者の数が加速度的に増えています。上場以前の応募者は、メガバンクや証券会社などの金融機関出身者が大半を占めていましたが、最近ではコンサルティングファームや官公庁、マスコミなど異業種からの応募者も増えています。

 応募者の年齢は25歳から35歳ぐらいまでの若い層が多く、その背景には投資銀行業務・企業再生業務への強い関心と人気があるようです。特に30歳前後の実務経験者では、大手金融機関や外資系金融機関で実績を残した人材など、即戦力となる優秀な人材の応募が目立ちます。全体的な応募者層のレベルアップにより、当社の人材採用は順調に進んでいます。

 09年12月期までの新中期経営計画で数値目標として掲げた売上高498億円を達成すべく、グループ全体で約100人の増員を予定しています。投資銀行部門を中心に増員する計画ですが、外部環境の変化に柔軟に対応できるよう、各分野にバランスよく人材を配置するつもりです。

 通常、未経験者には入社後、当社の業務の基礎となる投資案件の評価業務に就いてもらいます。その後さまざまな職種を経験することで、幅広いスキルを身に付け、若いうちから案件をコントロールできるような総合力のあるプレーヤーになってもらいたいと考えています。経験者についても場合によっては、希望などにより未経験の職種を経験してもらうことがあります。また、本人の適性や希望によっては、スペシャリストとしての道を進む場合もあります。これは、決まった型に当てはめるのではなく、本人のやる気や個性を尊重し、柔軟に対応していくという当社の方針があるからです。

 サービスラインナップの拡大によって、当社における活躍の舞台は無限に広がっています。Vision(広い視野と高い視点)、Venture(チャレンジする勇気と柔軟性)、Vitality(必ずやり遂げる力)の「3V精神」を持った人材に、トップクラスの投資銀行プレーヤーになるチャンスを提供したいと考えています。

転職天気予報  2006年(晴れ)→2007年(晴れ)

求める人物像

インベストメントバンキング事業

都市銀行における法人融資、審査、債権管理回収、M&A、ストラクチャードファイナンスの経験者や、不動産評価、アセットマネジメント、プロパティマネジメントなどの不動産関連業務経験者。また、公認会計士・税理士・不動産鑑定士などの専門家。

不動産投資業務/不動産開発プロジェクトマネジャー

総合建設会社(ゼネコン)やデベロッパー、商社などでリゾート施設や商業用不動産の開発経験者。不動産投資会社などでアクイジション、アセットマネジメント、プロパティマネジメントなどの業務経験者。また、不動産鑑定士、一級建築士などの専門家。