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TOEIC スコアアップ

第6回 スコアアップ実例 3カ月で750点を達成したAさんの習慣とは?

第6回 スコアアップ実例 3カ月で750点を達成したAさんの習慣とは?

日経キャリアNET会員向けのアンケート調査で、「TOEICのスコアアップ」が求める資格・スキルのトップでした。そこで、英語力アップを目指す転職希望者向けにTOEIC990点(満点)を記録した、英語のプロ、金井(かない)さやか講師がスコアアップのコツをアドバイスします。

スコアアップ実例
3ヶ月で750点を達成したAさんの習慣とは?

こんにちは! 英語コーチ、講師トレーナーの 金井(かない)さやかです。
今回は、社会人のTOEICスコアアップ実例として、Aさん(30歳・男性)の体験をご紹介します。

  1. 学習環境は自分で工夫して作る

会社勤めをしながら英語を習慣化して学び、目標としていたTOEIC730点超えを達成したAさん。日常的に英語を使う職場ではなく、英語力アップには決して恵まれた環境ではなかった方です。その方法を紹介します。

TOEIC初受験は新卒での入社時。会社での受験でした。そこで600点台を出したものの、その後数年、何度か受験してもスコアは上がるどころか下がることも多かったそうです。それでも、ご自身のスキルアップのためにTOEICのスコアを上げたい、と一念発起され、お勤めしながら英語学習をスタート。英語学習再開時のTOEICスコアは665点。それが、3カ月後の公開テスト受験で750点(L395、R355)を達成し、入社時に比べると150点ほどジャンプアップしました。

個別サポートのプログラム(※)で、私も学習の相談に乗ったり、受験のコツをお伝えしたりしてお手伝いしましたが、この結果はAさんご自身による英語学習環境づくり、習慣化の心掛けのたまものだと感じています。(※現在はCDによるコーチングプログラムです)

Aさんのすばらしいところは、TOEIC対策を通じて英語の実力そのものを伸ばしたことです。テストでは、当てずっぽうで答えを選ぶレベルから、きちんと根拠を持って、手応えを感じながら答えを選べるようになってきたそうです。日々の英語学習の様子をうかがうと、「これだけの習慣があれば、あとはTOEIC800点、900点と伸びていくのは時間の問題だな」と思います。そんなAさんの習慣とは? 以下にご紹介します。

英字新聞を持ち歩く

英語学習目的なら、まずは、日本のニュースを中心にした新聞を選ぶといいでしょう。日刊、週刊など複数の選択肢があります。日本のニュースということで、取り上げられる用語や周辺知識はすでに知っているものが多いのです。そのため、内容が理解しやすく、英文を読むにも抵抗が少ないというメリットがあります。

録音できる音声プレーヤーを活用する

Aさんは同じ音声プレーヤーを数年にわたって大事に使っており、海外旅行に行った際は現地でテレビの前にこの機器を置き、放送音声を録音してきて繰り返し聞いたこともあるそうです。

自分が興味を持った内容の音声を保存しておき、気軽に聞くのが続けるコツですね。これから始めるなら、スマートフォンを活用することもできます。

オーディオブックやペーパーバックで楽しく続ける

TOEICテストのリスニング問題では、音声は流れたそばから消えていきます。さらに、リーディング問題では、英文を理解するスピードが遅いと、時間切れになってしまいます。

そのため、単語の対策のようなテスト形式の対策・練習のほかに、楽しみながら英文を大量に読めるペーパーバック(洋書)での読書、英語音声を聞きながら読解力も伸ばせる「耳読書」も取り入れているそうです。

Aさんは、当初の目標スコア達成後も、さらなる上達とスコアアップを誓って学習を続けられています。スマートフォンとMP3プレーヤーを併用し、公式問題集の音声やポッドキャスト番組で英語を聞くようにしているそうです。お子さんが誕生してからは、学習時間確保のために1時間早起きするようになったとのこと。さらに、オンライン・オフラインでできた英語学習仲間と情報交換することで、モチベーションを高めているそうです。

上記は実際に効果が出ている例ですが、「全員がこの方法でやりなさい」というものでは決してありません。これまでの連載記事を参考に、ご自分にとって無理なく続けられる方法を探っていただければと思います。

スコアメイクのためのアクションとは?

普段の学習やテスト対策を、当日きちんとスコアに反映できるような、準備のコツをお伝えします。

本番で実力を出すための準備例

Aさんの例:

自分に合うと思った対策テキストや書籍は、 繰り返し取り組んで内容を自分のものにする。

愛用する書籍一冊(例・語彙と文法をテーマにしたもの)を、テスト直前の2日ほどで、必ずひととおりやり直して復習し、本番に臨む。

当日あせらないように、持ち物をそろえる。 受験票や写真、筆記用具など必須のものだけでなく、 気持ちを落ち着けるためのグッズも効果的。

これまで学習してきた力を出し切れるよう、試験会場には普段使っているノートや学習機器をお守りのように持っていく。公開テスト会場内では、オーディオプレーヤーの使用は禁じられています。最後の耳慣らしは受験会場の外、移動時間などにすませておくといいでしょう。

テスト時間内で集中すべきポイント

リスニングPart2で、「一文目の初めに超集中!」というキーワードをお伝えしました。疑問詞など、この後の応答を決定づける情報が出てくることが多いため、特にこの部分を聞き漏らさないように、という意味ですが、これを心がけるようになって、テスト中のリズムも崩れにくくなったそうです。

Aさんのアドバイス:

「Part1とPart2の最初の音にとにかく超集中すること=これを意識するとしないでは全くその後の試験中のモチベーションが違いました。また、リスニングでわからなかった問題があっても勇気を出して忘れて、次! 次!と気持ちの切り替えをして引きずらないことです」

Aさんは、コーチングCDにも登場して、私との対談という形で経験をお話しくださっています。
興味を持たれた場合は、ぜひ生の声で語られる体験に触れて、元気をもらってください。
あなたの英語力アップ、TOEICスコアアップ、お仕事での活躍、応援しています!