ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

TOEIC スコアアップ

第2回 リーディング対策のポイントとは?

第2回 リーディング対策のポイントとは?

日経キャリアNET会員向けのアンケート調査で、「TOEICのスコアアップ」が求める資格・スキルのトップでした。そこで、英語力アップを目指す転職希望者向けにTOEIC990点(満点)を記録した、英語のプロ、金井(かない)さやか講師がスコアアップのコツをアドバイスします。

 リーディング対策のポイントとは?

こんにちは! 英語コーチ、講師トレーナーの金井(かない)さやかです。
さて、TOEICテスト・リーディングセクション攻略のために、いちばん必要なことは何だと思いますか。

 

リーディングセクションでは100問を75分間で解答しなければなりません。
多くの英文を短時間に理解して処理するスキルを高める必要があります。
つまり、素早くで小手先のテクニックばかりではなく、スコアも実力も伸ばす、大きな目標をイメージしてほしいと思います。

  1. 短時間に理解・処理するトレーニングを

英文を聞いてすぐに理解できる、視線をスムーズに動かしながら、書かれた文章を理解できるなど、頭の中で素早く処理する力をつければ、スコアの大幅アップが期待できます。一見遠回りに見える対策法でも、実力アップを伴う王道といえる方法です。

上記は、TOEICテストのリスニング・リーディングセクションに共通するスキルとして、ぜひ意識したい点です。
次は、リーディングのポイント別に詳細を見てみましょう。これまでテストを受けて「リーディングでいつも時間が足りなくなる」という人は、何か理由があって、英文のスピード処理ができていないわけです。 

リーディングに時間がかかりすぎ、正確に解答できない場合、主な理由として、次のようなことが挙げられます。

ボキャブラリー不足
頻出単語の知識が足りない
文法の知識不足
文の構造を正しく理解できない
読み込み不足
文章の流れや問題の趣旨が理解できない

ここで、ひとつ例文を出しますので、
(1)3秒以内にどんな意味か理解できるかチェックしてみてください。
(2)また、どんな場面・話題で使われるフレーズなのか説明してください。

では、どうぞ。

<3秒 読解テスト>
How long does it take to get to the airport?

いかがでしょうか。答えられましたか?

(1)「空港に着くのにどのくらいの時間がかかりますか」という意味の文でした。
(2)タクシーやバスなどの乗り場、または家庭やオフィスで移動の準備をしているときに出てきそうなフレーズです。
TOEICテストならリスニングセクションに頻出するタイプの英文でした。

では、もうひとつ、例文を出します。以下にどのような内容のことが書かれているのか、10秒以内に読んで理解できれば、TOEICテストでも問題なく処理できるでしょう。英文を読むときは、翻訳が目的ではありませんので、すべてを日本語に変換するのではなく、場面や趣旨をつかむようにします。

準備はいいですか。さあ、どうぞ!

<10秒 読解テスト>
If you have forgotten your password or customer number, click the 'Forgot Your Password?' hyperlink in the login area on the home page.

『TOEICテスト満点コーチが教えるビジネス英語』(金井さやか著、中経出版)より引用 )

「10秒 読解テスト」は、会員制ウェブサイトで、パスワードを忘れた場合、ホームページからログイン方法を指示する内容でした。正しく読み取れたでしょうか。

実際のテストではもっと大量の英文に取り組むことになりますが、最初は一文ずつの積み重ねから始めます。
英文を読むとき、視線を何度も英文の前や後ろに行き来することなしに、即座に理解できるようになるのが目標です。

トレーニング方法や読解のコツについては今後解説していく予定ですが、まずは「到達点のイメージ」を持っていただくことが大切だと考えたため、今回のテスト例文を出しました。

スコアメイクのためのアクションとは

まず、テスト形式の問題集を用意します。文章読解問題であるPart7の長文をにして、文書1〜2つごとに、3〜5問程度が1セットになった問題1題を選び、5分以内で解いてみましょう。(1つの文書)(2つの文書)の後、文章の訳、答えの選び方を確認しながら復習することが有効です。(問題集の例:『TOEICテスト 新公式問題集<VOL.4>』

スピード処理といっても、それは正確さの積み重ねです。早くて読み間違いが多いのでは意味がありあません。
英文をじっくり読み、復習することで、何が自分の理解・処理スピードの妨げになっているのかを把握できます。

「TOEIC対策用の問題集だけでは、話題も限られるので飽きてしまう」という人は、常に旬な話題に触れられる英文ニュースサイトを取り入れるのもいいでしょう。その際、ネイティブの小学生くらいを対象にした最新のニュース・解説記事を読むと、英文をスピード処理する感覚がつかみやすいのでお勧めです。

リーディング力アップのための実践例:
先に挙げた長文問題を解く場合「解きっぱなし」にしないため、復習にあてる時間を合わせて確保します。復習も合わせて1題20分以内を目標にし、1日1題、少し時間の取れるときは5題程度を目安に、英文に慣れるようにします。
復習するときは、「英文の日本語訳と自分の訳を照らし合わせ、読み違い、勘違いなどがないかを確認する」といった点が大切です。本番のテストは返却されません。ですからテストの準備段階でこのような「詰め」のトレーニングをしておきましょう。また、覚えたい単語を書き出しておけば、ボキャブラリー対策も同時にできます。繰り返して見直すために、も便利です。 この時、を書き出さなくてもよいでしょう。主要な単語を選び、エクセルなどにまとめると繰り返し覚えるときに便利です。