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この会社の人材戦略

サイボウズ株式会社 取締役副社長 山田 理氏に聞く

サイボウズ株式会社 取締役副社長 山田 理氏に聞く

グループウエア世界トップを目指すのに
欠かせない人材戦略

グループウアメーカー大手のサイボウズは、日本一から世界一を目指し、製品開発の国際化と北米・中国などグローバル市場への販売を進めています。事業を支える人材確保について、山田理副社長に聞きました。
(編集部 鈴木)

今年の採用計画について教えてください。

山田 理氏

 「今年度の新卒採用は20人の予定です。中途採用については、毎年10人から15人程度採用しています。求人職種はプログラマーなどのエンジニア、営業・マーケティング、管理部門があります。四国の松山にもオフィスがあり、遠隔地でもあるのでテレビ会議で内定まで決めるときもあります。そのほか海外には、上海とベトナムに100%子会社があり、どちらも現地採用の方式を採っています。海外の現地法人ですが、どちらも開発の主体はあくまで日本になります。そして日本・中国そして世界を見据えて日本発の世界で一番利用されるクラウドサービスを目指していきます」

どんな採用方法でしょうか?

 「中途採用は、基本的には欠員が出た場合に募集する方式ですが、当社への派遣勤務者が社員に登用される事例も多いです。中途採用者については、博士号取得者などもおります。面接回数は3回です」

勤務時間について説明してください。

 「サイボウズでは2012年8月から、時間・場所の制約をなくした新しい働き方「通称:ウルトラワーク」の試験運用を実施しています。基本は午前9時から午後6時までですが、育児の都合に合わせて午前10時から午後5時までの時短勤務にしたり、自分の集中しやすい図書館やカフェで仕事をしたり、多様な働き方に対応しています」

子育て支援についてはどうですか?

 「子育て支援などワークライフバランスを重視しています。当社の青野(社長)も2度の育児休暇を率先して取得しました。社長自らが育児休業を取得したことで、社員も育児休業をとることをためらわなくなりました。2008年には『第3回にっけい子育て支援大賞』を受賞するなど、評価されていると思っています」

世界トップシシェアのグループウア企業へ社員研修は行っていますか?

グループウエアソフト開発大手のサイボウズHP

 「新卒入社の場合、入社後3カ月間共通の研修を行い、各部署に配属が決まります。開発に配属された新人は、さらに2カ月間開発研修があります。中途採用者については、即戦力採用ですから入社時に研修は実施していません」

会社としての目標は?

 「サイボウズが目指すのはグループウエア世界一です。近い目標としては、ここ数年取り組むクラウド事業の強化を継続的に進めるとともに、情報共有のkintone(キントーン)を米国、中国で販売し、成功することです。そこで、北米と中国向けをさらに強化したい考えです。国内では当社は3割以上 のシェアはトップですが、 世界を見渡すと、IBM、マイクロソフトなどが合わせて5割を超えて、有名企業がシェア上位に名を連ねています。当社はそのために今後、北米や中国市場での販売強化をはかりたいと思っています。特に北米は低価格で扱いやすいソフトであるために、またたくまに広がる可能性があると確信しています」

山田 理氏

サイボウズ株式会社 取締役副社長

山田 理氏

1992年3月、大阪外国語大学卒業、日本興業銀行(現:みずほコーポレート銀行) 入行。2000年 1月にサイボウズ入社、同年4月取締役、2007年 4月取締役副社長就任。

社員数 386人
売上高 41億円(2012年連結決算)
本社 〒112-0004  東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル12F
大阪オフィス 〒532-0003  大阪府大阪市淀川区宮原2-14-4 MF新大阪ビル4F
松山オフィス 〒790-0003  愛媛県松山市三番町3-9-3 あいおいニッセイ同和損保 松山三番町ビル
海外 才望子信息技術 (上海) 有限公司(サイボウズ上海)
Cybozu Vietnam Co. Ltd.(サイボウズベトナム)
サイボウズコーポレーション(サイボウズU.S.)
(本文中 肩書き、会社データは2013年6月現在)