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ランキング資格ランキング2016

第7回 取得したい資格ランキング

第7回 取得したい資格ランキング

世の中には様々な資格や検定が存在します。取得したい資格や合格したい検定が明確になっている人でも、キャリアアップや人事評価の対象になるのか、他人がどんな資格を取得しているのか、転職が有利になる検定はあるのかなども、少なからず気になるところ。

そこで、20~40代のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を行い、「保有資格の満足度ランキング」「お役立ち資格ランキング」「取得したい資格ランキング」の3つに分類して、さまざまな角度からランキングを作成しました。また費用や評価など、資格を取得するうえでの気になる実情も公開します。資格の取得や検定の受験を検討している人もそうでない人も、今後の参考材料にしてください。

※掲載内容は「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2016」(2016年1月12日発行)の記事を引用および一部を編集したものであり、結果は日経HR(日経キャリアマガジン)と日本経済新聞社が2015年11月に共同で実施したビジネス系資格調査を基に作成

第7回費用、収入、評価・処遇……
気になる実情を大公開

Q.費用・手間ってどれくらいかかる?

お金はかけず、短期集中が王道!

 仕事に役立っている資格があると回答した人に、取得までの「学習期間」「費用」「学習方法」「工夫したこと」について、それぞれ聞いた。
 「学習期間」は、約4割が「半年以内」。「半年~1年以内」も合わせると6割以上が1年以内の短期で、目標とした資格を取得していることが分かる。「費用」についても、「1万円未満」または「1万~5万円未満」と答えた人が6割を超えた。「学習方法」では約半数が「書籍・電子書籍で『独学』」を選択していることを考え合わせると、費用面でも時間面でも、できるだけコストを低く抑えたい人が多いようだ。実際に「工夫したこと」について聞くと、55%が「勉強時間のやりくり」と答えた。

Q.資格取得は収入増につながる?

「取得しただけ」で収入アップは難しい

 「取得したことで収入が増えた資格はあるか」という質問に対して、「ある」と答えたのは8.3%で、1割にも満たなかった。確かに、資格を取得しただけで給与算定に反映されたり、昇進が決まったりといった例は非常にまれだろう。

 ただ、資格取得を目指して勉強することによって知識・スキルは確実に身に付く。日々の業務のクオリティーを向上させたり、任される仕事の幅が広がったりしているのは、本調査の他の設問に対する回答からも明らかだ。取得と併せて実務経験を積むことで、中長期的に見てキャリアアップや収入増につながったという人は多いだろう。

Q.評価・処遇は変わる?

制度化されている例は多くはない

 「勤務先で資格取得に対する評価・処遇があるか」という質問に対しては、約3割が「ある」と回答。「収入が増えたかどうか」の結果に比べると割合は増えるが、「報奨金」や「昇進条件」といった形で、取得の有無自体が評価・処遇の制度に組み込まれている例は多くないようだ。

 ただ、具体的な評価・処遇内容を見ると、「異動時などに考慮される」「決まった基準はないが、上司に伝えたら評価が明らかに上がった」といった例も多く挙がっていた。「ない」と回答した人の中にも、「明確に制度化はされていないが手応えを感じた」というケースはあるのかもしれない。

Q.こっそり頑張る?有言実行?

大半は「こっそり」派

 「取得を目指していることを勤務先で誰かに伝えたか」という質問をしたところ、約6割は「誰にも伝えなかった」と答えた。伝えなかった理由は「伝える必要を感じなかった」という人が多く、また「受かった場合のみ報告したい」「伝える機会がない」と答えた人もいた。

 一方、上司や同僚に伝えた人がその理由として挙げたのは、「業務との関連性があるから」(20.5%)、「モチベーションを高めるため」(18.8%)など。勤務先で資格取得が奨励されたり、スキルアップへの取り組みを評価する雰囲気があったりする職場では、周囲に伝えることにポジティブになるビジネスパーソンが多いようだ。