日経キャリアNET

ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

ランキング資格ランキング2016

第6回 取得したい資格ランキング

第6回 取得したい資格ランキング

世の中には様々な資格や検定が存在します。取得したい資格や合格したい検定が明確になっている人でも、キャリアアップや人事評価の対象になるのか、他人がどんな資格を取得しているのか、転職が有利になる検定はあるのかなども、少なからず気になるところ。

そこで、20~40代のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を行い、「保有資格の満足度ランキング」「お役立ち資格ランキング」「取得したい資格ランキング」の3つに分類して、さまざまな角度からランキングを作成しました。また費用や評価など、資格を取得するうえでの気になる実情も公開します。資格の取得や検定の受験を検討している人もそうでない人も、今後の参考材料にしてください。

※掲載内容は「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2016」(2016年1月12日発行)の記事を引用および一部を編集したものであり、結果は日経HR(日経キャリアマガジン)と日本経済新聞社が2015年11月に共同で実施したビジネス系資格調査を基に作成

第6回資格取得の事情

期間「2年以内」が標準的、
難関資格は長期戦で臨む人も

TOEICは活用法によって想定期間が二極化

 資格取得を目指したい人に具体的な資格を1つ挙げてもらい「どのくらいの期間で取得したいか」を聞いた。全体では「1年~2年以内」が42.2%と最も多く、「半年以内」が22.7%、「半年~1年以内」が13.6%と続いた。

 実際にかかった学習期間は「半年以内」が約4割と比較的短い傾向にある。挑戦段階での見込み期間がこれより長めになる理由としては、大きく2点が考えられるだろう。

 1つ目は、キャリアアップに有効な高いスキルを身に付けられる資格は、ある程度の準備・学習時間を想定する必要があること。資格別に見ると、難易度が高い「中小企業診断士」では、2年以上の長期戦を想定する人が取得を考えている人の4分の1程度いる。

 2つ目は、「TOEICテスト」など汎用性が高くレベルに幅がある資格では、短期型と長期型に分かれる傾向があること。短期型は受験をスキルアップの目標にするが、より中長期的なキャリアを見据え、年単位の計画で高得点を目指す層も一定程度を占める。

目的半数が「勤務先の支援あり」、
資格が有効な業種・職種でサポート手厚く

 新たな資格取得を目指す人、取得に向けて既に勉強を始めている回答者に対し、取得の目的を聞いた。最も多かったのは、「知識・スキルの客観的な証明になるから」との回答で38.8%。「将来のキャリアアップのため」(28.0%)、「体系的な知識・スキルが身に付くから」(15.5%)も合わせると8割以上を占めた。今の自分の経験・スキルを確認したり、より向上させたりするための足掛かりとして、資格を活用したいと考えるビジネスパーソンが多いことが分かる。一方、「勤務先から勧められたから」「義務付けられているから」といった消極的な動機は、ごく少数にとどまった。

支援スキル確認・向上の足掛かりとして
積極的に資格を活用

 「勤務先で資格取得に対する支援があるか」という質問に対して、「ある」と答えた人は46.2%。具体的な内容を見ると、支援の規模や金額には企業によって大きな差がある。

 サポートの種類によって大まかに分類したのが、下の棒グラフだ。学費の補助、報奨金・資格手当の支給など金銭面の支援が大半を占めるが、資格取得と実務との結び付きが強い業種・職種を中心に、社内で研修の機会を提供したり、勉強・受験のために勤務や休暇を融通したりする企業もあるようだ。