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ランキング資格ランキング2016

第4回 お役立ち資格ランキング

第4回 お役立ち資格ランキング

世の中には様々な資格や検定が存在します。取得したい資格や合格したい検定が明確になっている人でも、キャリアアップや人事評価の対象になるのか、他人がどんな資格を取得しているのか、転職が有利になる検定はあるのかなども、少なからず気になるところ。

そこで、20~40代のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を行い、「保有資格の満足度ランキング」「お役立ち資格ランキング」「取得したい資格ランキング」の3つに分類して、さまざまな角度からランキングを作成しました。また費用や評価など、資格を取得するうえでの気になる実情も公開します。資格の取得や検定の受験を検討している人もそうでない人も、今後の参考材料にしてください。

※掲載内容は「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2016」(2016年1月12日発行)の記事を引用および一部を編集したものであり、結果は日経HR(日経キャリアマガジン)と日本経済新聞社が2015年11月に共同で実施したビジネス系資格調査を基に作成

第4回お役立ち資格ランキング【自主的に取得した資格 】

自主的「管理業務主任者」が1位、
キャリアアップに大きな効果発揮

順位 資格名 合計
管理業務主任者
75.0
TOEFL® テスト
73.9
メンタルヘルス・マネジメント検定®Ⅱ種
71.4
4 ネットワークスペシャリスト
63.6
5 データベーススペシャリスト
60.0
6 ビジネス実務法務検定®準1 級、2 級
59.1
7 日商簿記検定1級
56.5
TOEIC® テスト
(B レベル、730~860点未満)
56.5
9 CFP®
55.6
10 日商簿記検定2級
50.4
関連資格との組み合わせでスキルの幅を広げる

 お役立ち資格ランキングで特に着目してほしいのは、「自主的」ランキングだ。つまり「取得しなければ業務ができない」というわけではないが、取得したら役立った資格ということになる。業種・職種を比較的限定せず「役立った実感」を得られた資格を知ることができ、一歩先を見据えてキャリアを設計したいときに有効な資格を検討する上でも参考になるだろう。ここでは、そんな「自主的」に取得して役立った資格を紹介するとともに、それぞれの資格を取得した理由も掲載した。

 総合ランキングでも1位だった「管理業務主任者」は、自主的な取得者の75%が役立ったと評価した。業界は限定される資格だが、「宅地建物取引士」「マンション管理士」など関連する資格と併せて取得すれば、キャリアアップに大きな効果を発揮するようだ。

 同様に、IT系の「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」、金融系の「CFP」も、単独で武器にするというよりは、自身の専門スキルの幅を広げたり、経験にプラスして付加価値を高めたりするステップとして活用されている印象である。

 2位は「TOEFLテスト」。ビジネスシーンでなじみの深いTOEICではなく、あえてこの検定試験を受けた理由としては、将来的に海外留学を視野に入れている場合が多かった。

仕事に結び付けるならスキルの「レベル」にも注目

 「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種」も、7割を超える高ポイントを獲得。「後輩の育成に必要な知識だと考えた」など、職場で取得を義務付けられたわけではなくても、働く環境をよりよくするため、自ら考えて動いた人が目立った。同検定の「Ⅲ種」はランク外だが、一般社員のセルフケアを目的としており、関心があれば挑戦してみるのもよいかもしれない。

 「ビジネス実務法務検定」「日商簿記検定」はどのランキングでも上位に頻出する資格。ただ「仕事に直接役立てる」ということになると、2級以上は必須のようだ。同じく「TOEICテスト」もランクインしたのはBレベル。実務に生かすにも、活躍のフィールドを広げるにも、まずは800点前後の獲得に照準を合わせよう。