ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

ランキング資格ランキング2016

第3回 お役立ち資格ランキング

第3回 お役立ち資格ランキング

世の中には様々な資格や検定が存在します。取得したい資格や合格したい検定が明確になっている人でも、キャリアアップや人事評価の対象になるのか、他人がどんな資格を取得しているのか、転職が有利になる検定はあるのかなども、少なからず気になるところ。

そこで、20~40代のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を行い、「保有資格の満足度ランキング」「お役立ち資格ランキング」「取得したい資格ランキング」の3つに分類して、さまざまな角度からランキングを作成しました。また費用や評価など、資格を取得するうえでの気になる実情も公開します。資格の取得や検定の受験を検討している人もそうでない人も、今後の参考材料にしてください。

※掲載内容は「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2016」(2016年1月12日発行)の記事を引用および一部を編集したものであり、結果は日経HR(日経キャリアマガジン)と日本経済新聞社が2015年11月に共同で実施したビジネス系資格調査を基に作成

第3回お役立ち資格ランキング

総合2資格が同率で1位、メンタルヘルス系は
大幅ランクアップ

順位 資格名 合計 費用 時間・手間
管理業務主任者
100
25.0 75.0
プロジェクトマネージャ
100
55.6 44.4
メンタルヘルス・
マネジメント検定®Ⅱ種
92.9
21.4 71.4
4 TOEFL® テスト
91.3
17.4 73.9
5 データベーススペシャリスト
90.0
30.0 60.0
6 証券アナリスト(CMA®)
87.5
37.5 50.0
7 ITIL® ファンデーション
85.7
57.1 28.6
8 二種外務員
82.2
55.6 26.7
9 ネットワークスペシャリスト
81.8
18.2 63.6
10 TOEIC® テスト
(B レベル、730~860点未満)
78.8
22.4 56.5
実務に直結する「役立ち度」を調査

 回答者が保有する資格の中で「仕事に役立っていると考える資格」を挙げてもらい、集計した。満足度ランキングの「パフォーマンス」評価と比べると、より具体的に「現在取り組む業務に役立っている資格」が分かるランキングとなっている。業務上の必要に迫られて取得した場合は「業務上」、業務に役立つと考えて自主的に取得した場合は「自主的」と区別して回答してもらった。それぞれの回答者数を「その資格の保有者」の数で割り、「役立ち度」を算出した。

 今回は「管理業務主任者」「プロジェクトマネージャ」が同率で1位となった。お役立ち度は100%なので、保有者全員が「役立った」と実感を得ていることになる。

 「管理業務主任者」は、マンション管理のマネジメントを担当する業務独占の国家資格だ。マンション管理業者には、この資格取得者を一定数配置する義務も課されており、その業界で働いているなら、就職時にも有利になるだろう。

 「プロジェクトマネージャ」はIT系の国家資格で、合格率は1割程度の難関。IT系で、プロジェクト全体を統括できる人材を目指すなら、ぜひ取得しておきたい。実務でのリーダー経験とかけ合わせれば効果は大きい。

 3位には「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種」。2015年12月に、50人以上の従業員を抱える事業所に対する「ストレスチェック」が義務化された。企業内での取り組みが活発になってきた影響で、資格を生かす機会が増えたのだろう。Ⅱ種は主に組織の管理監督者を対象にしているので、人事担当者やマネジャークラスの社員の受験が多いとみられる。

金融系資格はキャリアの足掛かりに

 概観すると、業務に密着した資格が目立つ。特に金融系は、専門的な知識を深めキャリアアップするための足掛かりとして、資格を取得する傾向がみられる。業務に必須の「二種外務員」をはじめとして、証券・投資業務のプロになれる「証券アナリスト」などが高いポイントを獲得した。

 英語系の資格は、試験種別にかかわらず、安定して支持されているようだ。