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ランキング人気資格ランキング

お役立ち資格ランキング

お役立ち資格ランキング

将来を見すえ、資格の取得や語学検定の受検などを検討している人のなかでも、どの資格の取得を目指すべきか、取得までにどのぐらいの時間を要するのかといった悩みを抱えている人は少なくないと思います。

そこで、20~40代のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を行い、「取得している資格の満足度」「取得して仕事に役立っている資格」「これから取得したい資格」などに分類して、さまざまな角度からランキングを作成しました。ぜひ資格選びの参考にしてください。

※掲載内容は「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2015」(2015年1月16日発行)の記事を引用および一部を編集したものであり、結果は日経HR(日経キャリアマガジン)と日本経済新聞社が2014年11月に共同で実施したビジネス系資格調査を基に作成

第2回お役立ち資格ランキング

総合メンタルヘルス、セキュリティーなど
職場の取り組みがランクに反映

順位 資格名 合計 業務上 自主的
1 産業カウンセラー 100% 30.0% 70.0%
1 CFP® 100% 36.4% 63.6%
1 税理士 100% 36.4% 63.6%
4 英検(実用英語技能検定)1級 93.3% 20.0% 73.3%
5 1級建築士 92.9% 71.4% 21.4%
6 中小企業診断士 90.9% 9.1% 81.8%
6 情報セキュリティスペシャリスト 90.9% 27.3% 63.6%
8 国連英検(国際連合公用英語検定)B級以上 88.9% 11.1% 77.8%
9 TOEIC®テスト(Aレベル、860点以上) 85.4% 34.8% 50.6%
10 日商簿記検定1級 85.0% 20.0% 65.0%
3資格が同率1位でお役立ち度100%

このランキングでは、その人が「現在保有する資格の中で、『仕事に役立っていると考える資格』はありますか?」という問いに「ある」と回答した人に資格を挙げてもらい、集計した。それぞれの資格は、業務上必要なために取得したものを「業務上」、業務に役立てられると考えて自主的に取得したものを「自主的」と区別して選んでもらい、その割合の合計を示した。

「産業カウンセラー」「CFP®」「税理士」の3資格が同率で1位に並んだ。「産業カウンセラー」はメンタルヘルス対策、人間関係づくりへの援助を活動領域としており、27位の「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種」と併せて、企業の対策、教育が活発になってきたことで、資格を生かす機会が増えたと考えられる。

財務・会計系の「CFP®」「税理士」は、銀行や生命保険などに勤める人が顧客との相談で価値を発揮する機会が増えていることが一因だろう。超高齢社会の到来により、不動産会社で相続対策などの相談機会が増え、税金対策の実務が拡大していることも背景にあると考えられる。

業務に密着した資格や語学系の資格が上位に

「1級建築士」は一定以上の建築物の設計監理の独占業務であるため、「業務上」役立てられると答えた人が7割を超える。

IT系では「情報セキュリティスペシャリスト」が6位にランクイン。ここ数年、個人情報の流出などが話題に上っており、企業などのセキュリティー対策の取り組みが活発化する中で、価値が高まっているといえる。語学系では9位に「TOEIC®テスト(Aレベル、860点以上)」がランクインし、英語のスタンダード化とともに業務に役立つ実感が高まっているといえそうだ。

自主的汎用性の高い中小企業診断士がトップ
語学系や金融系も自主的に取得

順位 資格名 自主的
1 中小企業診断士 81.8%
2 国連英検(国際連合公用語英語検定)B級以上 77.8%
3 英検(実用英語技能検定)1級 73.3%
4 産業カウンセラー 70.0%
5 日商簿記検定1級 65.0%
6 プロジェクトマネージャ 64.3%
7 CFP® 63.6%
7 税理士 63.6%
7 情報セキュリティスペシャリスト 63.6%
10 秘書技能検定1級 60.0%
強い人気の中小企業診断士 英語力で履歴書に箔付け

「仕事に役立っていると考える資格」のうち、業務に役立てられると考えて「自主的」に取得した資格のランキングを一覧にした。併せてそれぞれの資格を取得した理由を、いくつか抜粋して紹介した。

1位の「中小企業診断士」は80%を超える得票率を獲得。経営・業務コンサルティングのエキスパートとしては唯一の国家資格で、経営について幅広く学べるため、特定の業界に寄らないことも高いポイントを得た要因の1つだろう。

取得理由は「独立行政法人化するに当たり、企業の経営感覚が身に付いていれば、効率を重視した業務改善が図れると考えた」「新規事業の企画検討を行う上で、経営視点で物事を捉える力は非常に重要だと考えて取得」など、企業の状況変化に対して確かな羅針盤となる資格として取得したことが分かる。

2位と3位は、いずれも英語の検定試験。国連英検は1981年に始まった英語検定で、B級以上の合格を単位認定している大学もある。取得理由は「英語を使う仕事で、これからも履歴書などでスキルを証明する必要があると思うので」など、仕事に必要というよりは、スキル証明のためという位置付けのようだ。

英検の最難関資格「英検1級」の取得理由については、「1級はめったに持っている人がいないと言われた」というように、こちらも就職・転職時の付加価値を意識した取得だといえそうだ。

実践的な「産業カウンセラー」、金融系の資格が上位に

お役立ち資格ランキング総合では1位だった「産業カウンセラー」は「自主的」では4位。取得の理由は、「人事業務に携わるうち、働く人のメンタルヘルスに興味を持った」「労働組合の役員をしていたため相談を受けることが多く、その際の接し方や返答の仕方などに役立っている」など、実際の業務で「使える資格」として評価が高い。

「日商簿記検定1級」「CFP®」「税理士」など財務・会計系の資格については、「転職を考えて、独立もでき、自分が興味の持てる仕事を考えて取得した」「安定的に収入が得られると思った」など、就職・転職・独立に向け、スペシャリストかそれに準じたレベルの資格をと考えて取得していることが分かる。