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ランキング人を活かす会社調査ランキング

働きやすい会社ランキング vol.7 部長(相当職)最年少年齢ランキング

働きやすい会社ランキング vol.7 部長(相当職)最年少年齢ランキング

若くして仕事を任せてくれる社風があるか

 若いうちから仕事を任せてくれる会社に入社したいと考えるなら、「部長相当職最年少ラインキング」が参考になるだろう。これは、部長相当職に就いた最年少社員の年齢を、低い順から並べたものだ。
 部長というと、1つの部署を統括する立場だ。部下をまとめてプロジェクトを遂行したり、会社に新規事業を提案したりするなど、高いマネジメント能力と責任が求められる。ランキング上位は20代~30代前半が多く、こうした企業では若くして能力が認められ、責任ある仕事を任せてもらえやすいということだ。同時に、若手登用を積極的に行う企業は古い考え方に縛られず、チャレンジできる社風があることの指針にもなるだろう。
 日本マクドナルドホールディングスは、「個人の成長が会社の成長をつくる」をポリシーにPDS(Performance Development System)という人事評価を行い、目標に合わせて難易度の高い仕事を任せている。若手登用の背景にしっかりした評価制度やサポート制度があるかどうかも、あわせてチェックしておきたい。

どう見る? どう使う?
 ローテーションでじっくり学ばせるか、責任ある立場に就かせて能力を試すか。会社によって人材育成方針は異なるが、部長相当職就任年齢が低いということは、若くても力を発揮できる場があるということだ。ただし、就任年齢だけでは働きやすいかどうかはわからない。30代で登用される人数をOB・OGに聞いたり、新たなキャリアパス制度などチャレンジできる土壌があるかを調べたりすることも大事なポイントだ。

若手の管理職登用に積極的な
IT系、外資系、サービス

 新興のIT系、外資系企業、サービスなど若手の管理職登用に積極的な企業が上位に入った。1位は最年少部長相当職年齢が24歳のサイバーエージェント。若者向けのコンテンツを提供するため、能力が高ければ、若くして管理職に就ける。同社は部長クラスへの就任時の平均年齢も32歳とかなり若い。
 2位は27歳のリゾートトラスト、3位は28歳のイーピーエス、ディスコ、日本マクドナルドホールディングスだった。それに7位のソフトバンク(29歳)までが、20代の管理職登用となった。
 ランキング入りしたそのほかの企業を見渡すと10位に日本ヒューレット・パッカード、18位にHSBCグループ、ネスレ日本など実力主義が重視されるといわれる外資系企業が目立った。
 サービスも上位に食い込んだ。3位にヤマダ電機、10位にイオンディライト、人材サービスのパソナグループ、そのほかでは14位に衣料小売りのポイント、コンビニのローソン、人材サービスのメイテック、教育出版のベネッセコーポレーションが並んだ。

「働きやすい会社」調査とは?

調査の概要

人材の採用・育成や意欲向上など、さまざまな視点から働きやすい企業の調査で、2012年で10回目の実施となる。日本経済新聞社、日経HR、日経リサーチの共同企画。ランキングは企業が回答した「企業編」とビジネスパーソンが回答した「ビジネスパーソン編」の結果を合わせ、順位付けしたもの。調査項目は企業編とビジネスパーソン編のそれぞれの設問が対応するように構成してあり、61の設問について評価した。

ランキングの方法

ビジネスパーソン編では、「働きやすい会社の条件を考えた場合、それぞれの項目についてどの程度重視するか」を4段階で評価。重視するほどポイントが高くなるように配点し、それぞれの項目の平均値を算出した。企業編で得られたポイントに対して、ビジネスパーソン編で得られた各項目の平均点を「重み」として掛け合わせているので、ビジネスパーソンが重視しているほどランキングに与える影響が大きくなる。61の設問を①人材の採用・育成、②多様な人材の活用、③職場環境の整備、④多様な働き方への配慮と4つの評価側面に分類した。

【企業編】
調査期間:2012年6月~7月
調査対象:①上場かつ連結従業員数2000人以上の企業、②日経株価指数300採用銘柄300社、③有力未上場企業――計1581社
回収社数:480社(回収率30.4%)

【ビジネスパーソン編】
調査手法:インターネット調査
調査期間:2012年7月20日~30日
調査対象:日経リサーチアクセスパネル10000人
回収人数:1711人(男性1291人、女性420人)

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