ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

ランキング人を活かす会社調査ランキング

働きやすい会社ランキング vol.6 一生勤めたい度ランキング

働きやすい会社ランキング vol.6 一生勤めたい度ランキング

中堅以降の社員のキャリア開発、雇用制度に注目

 働き方に対する意識は人それぞれだ。会社内でキャリアを積みたいと思っている人もいれば、専門知識をつけて将来は独立したいと考える人もいるだろう。
 もし「一生勤めたい」と考えるなら、長く働ける制度が整っていることがポイントになる。その指標として「一生勤めたい度ランキング」では、教育・研修制度、定年までの雇用制度などを中心に点数化してランキングにまとめた。
 例えば教育・研修にかける費用では、若手だけでなく中堅以上の従業員層にもお金をかけていると点数が高くなる。評価項目の定年制度年齢は、年齢が高くなるほど評価の比重が高い。
 継続雇用制度にも注目したい。ほとんどの企業が定年制を定めているが、「改正高齢者雇用安定法」により、2013年4月から従業員が希望すれば65歳までの継続雇用が企業に義務付けられた。これまでに継続雇用制度を利用して働き続ける人の割合もランキングに加味した。

どう見る? どう使う?
 就職した会社に一生勤めたいと思うなら、仕事内容や福利厚生だけでなく、教育・研修制度を考慮したい。40代以降、幹部候補に限らずキャリア支援があるかどうかもポイントだ。ただし社員に長く働いてほしいと考える企業の場合、ローテーションなどでじっくりと人材育成に取り組むケースもある。若いうちに専門知識を得たい人には向かないかもしれないので、目指す企業については事前にしっかり調べておきたい。

イオン、イオン九州が1、2位に
高得点の金融、通信、メーカー

 1位にイオン、2位にイオン九州とイオン各社が並んだ。特に首位のイオンは2位以下に7点以上の大きな差を付けた。高得点を付けた理由として平均勤続年数は16.7年と長いこと、法律施行前に定年制度の延長を決めたことなどが得点につながった。
 金融も健闘し、3位に第一生命保険、8位に埼玉りそな銀行、9位にクレジット・信販のオリエントコーポレーション、14位にりそな銀行がランクインした。
 製造で入ったのは、化学、製薬、電機、印刷と幅広い。化学の4位クラレ、12位信越化学工業。電機の5位住友電気工業、7位シャープ、10位ダイキン工業などが上位に入った。
 その他では通信の6位NTT東日本、19、20位に大日本印刷、凸版印刷と大手印刷会社が占めた。従業員の勤続年数や満足度、再雇用制度の利用状況、平均勤続年数など、いずれも長期にわたる企業の取り組みが評価された。

「働きやすい会社」調査とは?

調査の概要

人材の採用・育成や意欲向上など、さまざまな視点から働きやすい企業の調査で、2012年で10回目の実施となる。日本経済新聞社、日経HR、日経リサーチの共同企画。ランキングは企業が回答した「企業編」とビジネスパーソンが回答した「ビジネスパーソン編」の結果を合わせ、順位付けしたもの。調査項目は企業編とビジネスパーソン編のそれぞれの設問が対応するように構成してあり、61の設問について評価した。

ランキングの方法

ビジネスパーソン編では、「働きやすい会社の条件を考えた場合、それぞれの項目についてどの程度重視するか」を4段階で評価。重視するほどポイントが高くなるように配点し、それぞれの項目の平均値を算出した。企業編で得られたポイントに対して、ビジネスパーソン編で得られた各項目の平均点を「重み」として掛け合わせているので、ビジネスパーソンが重視しているほどランキングに与える影響が大きくなる。61の設問を①人材の採用・育成、②多様な人材の活用、③職場環境の整備、④多様な働き方への配慮と4つの評価側面に分類した。

【企業編】
調査期間:2012年6月~7月
調査対象:①上場かつ連結従業員数2000人以上の企業、②日経株価指数300採用銘柄300社、③有力未上場企業――計1581社
回収社数:480社(回収率30.4%)

【ビジネスパーソン編】
調査手法:インターネット調査
調査期間:2012年7月20日~30日
調査対象:日経リサーチアクセスパネル10000人
回収人数:1711人(男性1291人、女性420人)

■「働きやすい会社ランキング」について、さらに詳しく知りたい方は、 ムック本の内容はこちらから。電子版はこちらから。