年収アップの希望はしぼみ気味

 今回の調査で、2007年に得たITエンジニアの年収額は、600万円未満の層が全体の49.6%を占め、前回より3.4ポイント増えた。600万円以上の層は43.2%と7.1ポイント減と大きく減少した。
 こうした実情を反映してか、「転職の際希望する年収」については、「今と同じでよい」の20%余りは横ばいだが、今回調査は「減ってもかまわない」という新たな回答が5.2%もあった。「50万円〜100万円未満」「100万円〜150万円未満」アップを希望する層(合わせて38.9%)も前回よりわずかながら減少している。また、前回は10.5%あった「500万円以上」の層も4.8%と半分以下になった。

急務の若手IT技術者育成

 今回のアンケート回答者の年齢分布は、経験を積んできている30歳代がほぼ半分を占めている。次いで40歳代が31%。20歳代は13%と層が薄いのが目立つ。もちろん20歳代のIT技術者が回答しなかったことも考えられるが、不足しているリーダー、マネジャークラスのIT技術者だけでなく、優秀な若手技術者の育成も不可欠であることを示唆しているようだ。