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IT技術者が選ぶ「気になる会社、働いてみたい会社」2008年版

IT技術者が選ぶ「気になる会社、働いてみたい会社」2008年版

転職意向は強含みだが、チャレンジ精神はブレーキ?

 「転職活動中」から「条件次第では将来転職する可能性がある」まで、なんらかの転職意欲を示す回答は全体の84.9%と前回より1.5ポイント高まった。特に「現在転職活動している」「時期にこだわらずに転職を考えたい」「近い将来転職を考えたい」という比較的強い転職意向を示す回答の合計は全回答の32.6%と前回を6.6ポイント上回った。強い転職意向のうち「現在転職活動している」という回答を年齢層別にみると、30歳代こそ前年並みだったが、20、40、50歳代のいずれもが前回を大きく上回った。
 また、「転職の理由・きっかけ」のトップは前回同様「今よりよい条件の環境で働きたい」だったが、その比率は前回比9.9ポイント減の48.2%にとどまった。このほか、「給与や待遇への不満」「専門性やスキルを生かせる仕事をしたい」「自分の可能性を試したい」の比率も軒並み減少。逆に、「将来に不安」という回答は0.5%ながら前回を上回った。厳しい経済環境だけに、転職への期待もやや控え目になっているようだ。

「信頼性」「将来性」が会社選びの決め手

 ITエンジニアが転職先を選ぶ時、最も重視することは何か。そのトップは「信頼性」で回答者の89.2%が「非常に重視」または「重視」と答えた。次いで、「将来性がある」と続き、前回2位にあった「働く環境・設備が優れている」はひとつ順位を下げた。これは、自分自身のことより会社の成長性・将来性を重視している表れといえよう。不安定な世の中だけに「信頼性」重視は当然だが、エンジニアが次に重視するのは企業としての「将来性」である。昨年携帯電話向けの無償プラットフォーム「アンドロイド」を搭載した初のスマートフォン(多機能携帯電話)を発売し、競合他社をしのぐ技術力を見せつけたグーグルが常にトップグループに位置するのは、その「将来性」が高く評価されているからにほかならない。