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新・シゴト相談室

希望の会社に内定したが、上司の引き留めなどがあり、退職についての交渉が全く進んでいません。今後どのように対応したらよいでしょうか?(金融・33歳)

希望の会社に内定したが、上司の引き留めなどがあり、退職についての交渉が全く進んでいません。今後どのように対応したらよいでしょうか?(金融・33歳)

新卒で入社した会社では名古屋、福岡などの支店でリテール営業を経験しました。結婚して子どもが生まれ、今後は転勤のない会社へ転職を希望していたところ、希望の会社に内定をもらえました。
ただ会社の就業規則の規定である2カ月前に退職を直属の上司に申し出たところ、「人手不足なので辞められては困る」などと言われ、全く聞く耳を持ってもらえません。次の会社の入社日が決まっているのですが、どのように対応したらよいでしょうか?(金融・33歳)

 ここ数年は人手不足の会社も多いことから、会社からの引き留めが多くなってきており、退職交渉が難航するケースが増加しています。上司にとっては、部下の退職は管理能力の評価にも影響する会社もあり、「円満退職」自体が難しい状況になっています。

 しかし、法律上は退職の意思を表明してから2週間で会社を辞められることとなっています。上司に辞める意思を伝えた上で、「退職願」を渡すことで退職の意志表明になるため、必ず提出してください。日付も記載し、会社の就業規則で定められた日よりも前に退職を申し出たこと書面に残します。

 一番大切なのは、自分自身に強い意志を持つこと。そして、会社に対する不満は一切、口にしないことです。たとえ、給与アップ、希望のポジションへの異動などを提示されても、これまでのお世話になった御礼と退職の気持ちが変わらない点をしっかり上司の方に伝えてください。上司がどうしても話を聞いてくれない場合は、人事部にも相談しましょう。

キャリアアドバイザー松本よりアドバイス

退職の意思を表明してから2週間での退職は法律で決められた労働者の権利ですので、自信を持って行動してください。この先、退職が確定次第、会社の規定に則って、改めて「退職届」を提出する事になるのが一般的です。

退職届と退職願の違いは、退職願が退職の希望の申し出であって会社側の承認により成立するのに対し、退職届は提出時点で最終意思となり撤回できないという点にあります。退職交渉が思うように進んでいないケースでは、退職届の提出を先にした方がよいケースもあります。退職交渉にはパワーがいりますが、転職への大事なステップですので、誠意を持って行動しましょう。