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ここが知りたい面接対策

海外駐在では場所を選べますか?

海外駐在では場所を選べますか?

聞きにくい質問の切り出し方

海外駐在では場所を選べますか?

 海外勤務を希望しているのですが、家族がいることもあり、環境汚染が進む国や、イメージの悪い国はできたら避け良い国へ行きたい。面接の場面では伏せておくべきでしょうか。

「まずやってみる」姿勢を貫く。その後で実態を調べてみる。
 自分が働きたい地域で働くのは全ての人に与えられた権利です。しかし、仮にイメージだけで「この国では働きたくない」と感じているのだとしたら、まずは一度、実態を確認することが大事だと思います。

 そもそもその会社で働きたくて面接をするのですから「何でもまずやってみる」という姿勢で受けることが大事です。面接で話題になったとき、いきなり顔色を曇らせるようだと、決していい結果は望めないでしょう。もちろん、介護の問題があるとか子供の教育の問題があるとか、どうしてもこの国では十分な環境を整えることができない、という場合はあるかもしれません。しかし、「ただなんとなくこの国は嫌」程度の気持ちで拒否するのは、避けたほうがよいと思います。

 それに、本当にその国に赴任することになるのかどうか、面接の場ではわかりません。内定が出て、実際に話をもちかけられた段階で検討すればよいことです。ですから、面接の場ではまずチャレンジするという姿勢を見せる。その後、海外勤務が具体性を帯びてきた段階で、その国の実態を調べてみる。実際にそこに行かれた人が近くにいれば聞いてみる。その地域に人も住んでいるわけですし、実態を探ってみる。そうして、偏見を取り除いた段階で、改めて検討してみることをお勧めします。

面接の場ではポジティブな回答を
 その会社に実際に入社するかどうかは、内定を獲得した後で判断すればいいことです。海外赴任に限らず、「頻繁に異動があるが大丈夫か」「激務に耐えられるか」といった質問に対しても、面接の場では全てポジティブな受け答えをするよう心がけておきましょう。そうして内定を得た後で、仕事内容を細かくヒアリングしたり、労働条件を詰めていったりすればいいのです。

【 回答者プロフィール 】

壁谷俊則氏
壁谷俊則(かべたに・としのり)
ランスタッド
転職支援推進部 コンサルタント

大学在学中にNPO設立にかかわる。その後独立系ベンチャーキャピタルで投資業務、経営企画業務を経験した後、2005年から人材紹介業界に。2012年ランスタッド入社。