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パワハラで退職。正直に伝えていい?

パワハラで退職。正直に伝えていい?

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パワハラで退職。正直に伝えていい?

 前職を退職したのは上司のパワハラが原因。面接の場で転職理由を聞かれたら、正直に答えるべきでしょうか。

話さないで済むなら話さないほうが無難

 少なくとも自分から話すべきことではないと考えましょう。もし話さないで済むなら話さない方がいいということ。あくまで「自分はこんなスキルや経験を積み、御社のためにこんな貢献ができる」といった前向きな自己アピールに努めるのです。しかし客観的に見て、前職の会社規模や給与、仕事内容から面接官に「なんで転職する必要があったのか?」と疑問を持たれるケースがあると思います。そういう場合は必ず面接官に追究されるはず。パワハラについて触れるのはそのときです。

 そのときの注意点は、そこで起きた事実を冷静に、客観的に説明すること。人間関係のトラブルはどの職場にも多かれ少なかれあるもので、万人が自分と同じように理解してくれるとは限らないからです。加えて、パワハラを解消するために自分がどんな努力をしたか、上司や会社にどんな働きかけをしたかも説明します。こうして面接官に「なるほど、これは確かにパワハラだ」「退職するのも無理はない」と納得してもらうだけの材料を提供するのです。その上で、今後同じような事態に陥らないよう「自分にもこんな問題があったかもしれないので、次はこんな対処をしようと思います」などと、考えを整理しておくとよいでしょう。

「あれはパワハラだったのか」第三者に聞いてみては

 何をもってパワハラとするか、実は判断が難しいところがあります。当事者はパワハラだと思い込み苦しんでいても、面接官の目には「どの職場にもよくある人間関係のトラブル」に映ってしまうかもしれません。あるいは「誰が悪いのか」の判断さえ簡単ではありません。

 友人や家族は求職者の味方をしてくれることが多い一方で、会社に相談すると上司のほうの肩を持つかもしれません。そう考えると、「あれは本当にパワハラだったのか」、自分の考えを整理するためにも、事前に人材紹介会社のような第三者の意見を聞いてみるのは、1つの方法かもしれません。

【 回答者プロフィール 】

松本泰孝 氏
松本泰孝(まつもと・やすたか)氏
アデコ株式会社
人財紹介サービス部 キャリアコンサルタント

中堅ゼネコンの人事部門での新卒採用を行った後、情報システム部門と経営企画部門での業務に従事。
その後アデコへ入社し、提案営業職を経て、キャリアコンサルタントとして転職者サポートに従事。
CDA(Career Development Advisor)資格所有。