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ここが知りたい面接対策

「わざわざ転職せず、社内異動でもよかったのでは?」と突っ込まれたら

「わざわざ転職せず、社内異動でもよかったのでは?」と突っ込まれたら

返答に困る質問への切り返し方

「わざわざ転職せず、社内異動でもよかったのでは?」と突っ込まれたら

 志望動機を話したら「わざわざ転職しなくても、今の会社で社内異動すればよかったのでは?」と言われました。私の志望動機に納得していないということなのでしょうか?
(28歳 男性)

「具体性」を心がけて志望動機をもう一度語る
 この質問をされる人は多いと思います。質問の意図は、今まで話したこと、面接でやってきたことが、本当に整合性がとれているかどうかの確認にあります。こう突っ込まれたときに、それまで話していた内容が覆ってしまうようだと困るわけです。ですから、自分が求めるキャリアが前職では得られないこと、そのキャリアが得られる会社を志望していることなど、あらためて志望動機を語ればいいのです。

 ただし「話の具体性」を1つアップさせるよう心がけましょう。面接で落とされる人の多くは具体性に欠け、話に説得力がないのです。私はこういうキャリアを積みたくて、前職は努力をしてこんな実績も積んだが実現は難しく、こんな会社に転職したいと考えた。このような話をするさいも、普通なら具体的なエピソードがたくさん出てくるはず。そのエピソードが出てこない人は、話がすべて信用できなくなってしまいます。

 もし「努力をした」というのなら、何をどんなふうに努力をしたのか、初対面の面接官にもわかるように話をしないといけないのです。「わざわざ転職しなくても、今の会社で社内異動すればよかったのでは?」と質問してくる面接官も、そんなところに疑問を持った可能性があります。改めて、具体的なエピソードを意識しながら、志望動機を語りましょう。

話が伝わらない? 具体性のポイントは「状況説明」
 具体的に話ができない人によく見られるのは「状況説明」を省いていることです。例えば、「前職でのキャリアアップに限界を感じた」というエピソードを伝えたいと思ったら、その職場には何人の社員がいて、こんな顧客を抱えていて、自分はこんな役職についていた、といったような前置きが必要です。そうして、初対面の面接官にも情景が想像できるぐらいの状況説明をしてから、伝えたいエピソードを話し始める。ちょっとした配慮ではありますが、これを省いてしまうと、「何を言っているのかさっぱりわからない」具体性のない話になってしまいます。

【 回答者プロフィール 】

福村志郎氏
福村志郎(ふくむら・しろう)氏
テクノブレーン株式会社
人財事業部 キャリアコンサルタント

大学卒業後、テクノブレーンに入社。IT分野における人材紹介やカウンセリングを行う。人材の「やりたいこと」と「できること」の間にある課題を整理し、ともに解決していくことを心がけている。