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持っている資格はどうアピールする?

持っている資格はどうアピールする?

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持っている資格はどうアピールする?

 複数の資格を所持しています。面接の場ではどのようにアピールするといいのでしょうか。(男性 28歳)

資格そのものよりも背景にあるキャリアを語るべきです
 私は、資格そのものを強くアピールするのは得策ではないと考えています。即戦力性が求められる中途採用においては、何よりも実績が求められます。したがって、面接時にまずアピールするべきなのは、「資格を持っている」事実よりも、実務経験があること、またそこで求められるスキルや知識を持っていることです。

 あえて資格について触れるにしても、「キャリアのなかでこんな必要に駆られて取得した」などと、資格はキャリアの副産物であるという位置づけにするのがよいと思います。また当然、求人内容と関係のない領域の資格や、資格の数をアピールしても、何のメリットにもなりません。

 ただし、向学心や仕事にかける意欲などを面接官にアピールするためのきっかけ作りにはなると思います。とはいえその場合も、資格そのものを前面に出すのは避けたほうが無難でしょう。なぜその資格を取ろうと思ったのか、知見を高める必要があったのか、業務上欠かせないものだったのか、事情はさまざまあると思います。いずれにせよ、資格を取ることそのものが目的であったと受け取られないような説明の仕方が求められるのです。

IT系職種は「資格よりも実績」
 とくにIT系職種は、「資格よりも実力」の世界。つまり、どんな知識をアウトプットしているかよりも、どんなアウトプットをしているのかで評価されるのです。ですから、資格を取る時間があるのだったら、その知識を生かしてコードを書くなど、何らかのアウトプットを持って採用面接に臨んだほうが、評価される傾向があります。

 一方で、資格手当を厚くして取得を促す企業もあります。企業風土に合った情勢や外部環境で資格についての考え方も変わってくるでしょう。

【 回答者プロフィール 】

福村志郎氏
福村志郎(ふくむら・しろう)氏
テクノブレーン株式会社
人財事業部 キャリアコンサルタント

大学卒業後、テクノブレーンに入社。IT分野における人材紹介やカウンセリングを行う。人材の「やりたいこと」と「できること」の間にある課題を整理し、ともに解決していくことを心がけている。