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勤務地にこだわりたい。面接ではマイナスに評価されますか?

勤務地にこだわりたい。面接ではマイナスに評価されますか?

製造エンジニア向け

勤務地にこだわりたい。面接ではマイナスに評価されますか?

 20代のエンジニアです。実家は関西ですが、現在の勤務地は関東です。親がいる実家の近くで転職を考えています。

Uターン希望は転職を考えるきっかけにはよい

 実家は関西ですが、現在の勤務地は関東、転職ではご両親のいらっしゃる関西を選択したいという希望ですね。お気持ちはわかりますが、企業の面接官になったつもりで自分のことを考えてください。もし、グローバルに展開する関西企業だとしたら、狭い関西だけを視野に入れただけの面接時の回答では、面接官へのアピール度は低いといわざるを得ないでしょう。なぜなら、親の介護理由ということであれば、不幸にも親が亡くなったり、あるいは心配のいらない高齢者施設に入ったりするかもしれません。30年同じ状態は続きません。そうすると当初の転職理由が消え、また転職したくなるかもしれません。

 現在、Uターンより、縁もゆかりもない地域への転職を表すIターンは、少しずつですが、増えています。ですから、UターンやIターンを希望して転職活動を始めることは、差し障りがありませんが、UIターンを強く面接時にこだわることは、避けたほうがいいでしょう。企業の採用はあくまでも長期視点です。今後、海外やもしかしたら、東北の工場勤務も想定しているかもしれません。きちんと企業を理解し、勤務地だけにこだわらないようにしましょう。

 こうした質問を受けて感じることは、Uターンを希望された場合、転職を考えるきっかけとしては、良いと思いますが、面接の場面まで勤務地にあまりこだわると、お気持ちは理解できますが、企業のグローバル化の進展が進む中では、良い印象を与えないでしょう。 現状では、Uターン希望者は横ばいで縁もゆかりもない地域へ転職するIターンは少しずつ増えているようです。

家電メーカーの復活はあるか?

 家電業界では国内最大手と言われるメーカーも最近の決算内容はよくない。売り上げが落ち込んだ主な理由は、テレビの地デジ特需の終了、円高の進行、世界的な液晶パネルや太陽電池の価格下落などが、上げられます。さらにAV機器など専業メーカーも長期にわたり業績回復が遅れています。

 こうした企業は、事業戦略そのものを練り直し、単品での製品開発からスマートホームなどシステム化を進めたトータルでの高付加価値商品を売り出し、ヒットさせる方針を進めています。逆に汎用的な製品はジャパンディスプレイ構想など日本メーカーの強みを企業の壁を越えた連携により規模の拡大を含め強化することで、復活する可能性も秘めています。

 選択と集中の中、在籍企業で非注力領域となってしまった製品領域のエンジニアの中にも、これから必要とされる技術や知識を有する方もいらっしゃるので、転職を考えている人は、要素技術を丁寧に整理しアピールすることで、今後世界的に注目される自動車やその部品メーカーなどの技術者として転職できるかもしれません。

【 回答者プロフィール 】

河辺 真典 氏
河辺 真典 (かわべ・まさのり)氏
株式会社メイテックネクスト
マネジャー

大手繊維メーカーに入社し、生産技術エンジニアとして勤務後、大手人材紹介会社に転職後メイテックネクスト入社。これまでに2500人以上のエンジニアの方の転職サポートの経験。