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製造系エンジニアです。転職可能な年齢は?

製造系エンジニアです。転職可能な年齢は?

製造エンジニア向け

製造系エンジニアです。転職可能な年齢は?

 30代半ばの男性です。製造系エンジニアから転職可能な年齢は何歳まででしょうか?
またエンジニアの転職では、年齢的に有利なときはあるのでしょうか?

40歳以上でも転職可能です

 一般的には海外企業の求人は40歳以上でも可能です。国内企業の求人は30代まででしょう。しかし、海外求人では当社は、50代、60歳以上の方を何人も紹介して転職に導いたこともあります。年齢としての境目は40歳でしょう。国内企業は40歳以下を採用したがり、海外企業は40歳以上でも可能性は十分あります。

 ただし、年齢が上がれば上がるほどハードルは高くなる傾向にあるでしょう。特徴として海外案件では、10年以上のエキスパートを求める傾向にあります。

 日本では、30歳前後が最も転職しやすいのですが、国内企業は若い人を採用する傾向にあります。国内企業では、若い人を採用して自社で教育すればよい、という考え方が下地にあるからだと思います。

 ここで気をつけたいのは、エンジニアのキャリアの積み方です。一つの技術を見につけたら、次のポジションでもその専門性をはずさないことが必要です。一貫して同じ分野の技術を続けてキャリア形成したエンジニアは評価されます。しかし、中には見につけた技術がバラバラで一貫性がない人もいます。こうした人は転職市場では、評価されにくい傾向にあります。

ものづくりを支えるエンジニアの待遇改善を望みます

 高校生が選ぶ大学学部選択で工学部など、ものづくりを支える学部の人気が最近、落ちていると思います。将来のエンジニア候補の若い人が工学系を希望しない理由として、3K職場(きつい、危険、きたない)ではないですが、こうしたイメージの低下があると思います。

 海外、特に欧米では技術者の待遇はよく、特別な専門技術を持つエンジニアには、待遇面で上積みされるのが普通です。より良い人材がどんどん入ってくるには、国内のメーカーも一律の賃金ではなくエンジニアを厚遇した採用システムが必要です。こうしたことが、世界でトップレベルのものづくりを支えるモチベーションになるでしょう。優秀な若い層を引き止めるには、業界全体で待遇面の底上げが必要でしょう。

【 回答者プロフィール 】

田辺晃 氏
田辺晃 (たなべ・あきら)氏
キャリア・デベロプメント・アソシエイツ株式会社
社長

大手家電メーカーのエンジニアとしてドイツなどに海外赴任。その後、2005年に同社入社。同社社長。