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ベンチャー企業への転職で気をつけることは?

ベンチャー企業への転職で気をつけることは?

製造エンジニア向け

ベンチャー企業への転職で気をつけることは?

 大手電機メーカーのエンジニアですが、ベンチャーへの転職を考えています。 気をつける点はどのようなことがありますか?

見極めが大切です

 ベンチャー企業への転職では、目指す企業が成功の可能性があるかどうかの見極めが大切でしょう。ベンチャー企業では、一般的に10社中成功するのは、甘く見積もっても2〜3社でしょうか。ですから転職ではビジネスを慎重にチェックしましょう。

 次に経営者の存在です。ベンチャー企業は経営者の実力で成否が決まります。それと、有力なファンドがついているか。事業内容は今注目されている分野かなども見極めのポイントです。大企業と比較すると、仕事は当然、大変になるでしょう。寝食を忘れて働くことも覚悟しなければなりません。

 体力勝負になりますから、若さも必要でしょう。それでも成功すれば、見返りも大きいでしょうから、十分にこれらのことを検討されて、結論を出されたら、いかがでしょうか。

危うい技術大国の今後

 日本は現在もiPhoneなどの電子部品をかなり供給できる高い技術を誇る企業が多くありますが、中国、韓国、台湾などの技術水準も相当高くなっています。海外求人もこうした国の企業が対象となります。今、現在はかろうじて、世界的にもトップ水準の技術に支えられていますが、国内企業の研究開発は、勢いを失っています。中国、韓国に伍するには、政府と一体となって「ものづくり大国」を支えないと、危険水域に入りそうです。当然、国内雇用にも大きな影響が考えられますから政治を含めた大掛かりな支援が必要でしょう。

 経済協力開発機構(OECD)によると、日本の研究開発費の国内総生産(GDP)に占める比率は3%台の高い水準を維持しています。ただ、絶対額は2007年度をピークに低下し、09年度は08年度比8.3%減の17.2兆円。研究開発費がどれだけの付加価値を生み出したかを示す指標も下がり続け、1990年代半ばから米国やドイツを下回り危うい感じだと思います。

【 回答者プロフィール 】

田辺晃 氏
田辺晃 (たなべ・あきら)氏
キャリア・デベロプメント・アソシエイツ株式会社
社長

大手家電メーカーのエンジニアとしてドイツなどに海外赴任。その後、2005年に同社入社。同社社長。