ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

ここが知りたい面接対策

大手電機メーカーの技術者です。転職の可能性があるのは?

大手電機メーカーの技術者です。転職の可能性があるのは?

製造エンジニア向け

大手電機メーカーの技術者です。転職の可能性があるのは?

 どの分野の技術職なら大丈夫でしょうか? 海外駐在でもかまいません。

太陽電池、電気自動車などの新分野が有望

 転職の可能性は十分にあります。現在、時代が求めるエンジニアとは、太陽電池などのエネルギー、電気自動車分野でしょう。原子力発電事故の影響が大きく、太陽光発電や風力、地熱発電といった自然エネルギー関係のエンジニアに注目が集まっています。

 具体的にいいますと、電気自動車ではリチウムイオンや2次電池の素材関連やアッセンブルまで、太陽光でいえば、フィルムやガラスなどの技術までになります。こうした関連の半導体でも高い技術者をほしがる海外企業が目につきます。時代が求めるトレンドに乗ったエンジニアは引っ張りだこだということです。

 地域的にいえば、日本国内はもとより、中国、東南アジアからの求人が増えています。これらの専門の技術者が世界的に足りないといえます。電池というのは企業にとって、かなりの資本がないと進出できませんから、大企業中心になります。それでも電池周辺の部品や測定器メーカーなどは中小企業が手掛けていますから、こうした中小企業の求人も増えています。関心のある方は着目してはいかがでしょうか。

技術分野では、突然死が起きることも

 テレビの製造は以前からブラウン管技術などを含めて高い技術力を必要とされるものでしたが、最近では、地デジ対応のテレビ製造では、どの企業が作っても似通った性能で特色が出ません。

 ここで注意することは、エンジニアの世界では、あるときをもって、別の技術が生まれ、技術が突然死することがあることです。液晶パネルを使用するデジタルテレビでは、ブラウン管の技術は必要とされません。またブラウン管が、再び必要とされる可能性も低いでしょう。高度なブラウン管技術者は、もういらなくなっています。

 同じく原子力の技術分野も、今後の求人は期待できそうにありません。こうしたことから、現在担当している技術は、これからも時代が求めるものなのかどうかが、常に自問する姿勢は、今後の転職活動に大切だと思います。

【 回答者プロフィール 】

田辺晃 氏
田辺晃 (たなべ・あきら)氏
キャリア・デベロプメント・アソシエイツ株式会社
社長

大手家電メーカーのエンジニアとしてドイツなどに海外赴任。その後、2005年に同社入社。同社社長。