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最近のエンジニアの年収について教えてください。

最近のエンジニアの年収について教えてください。

ITエンジニア向け

最近のエンジニアの年収について教えてください。

  IT系エンジニアですが、最近、この分野のエンジニアの中で高年収の職種を教えてください。

年収1000万円クラスの提示も

 高年収の職種では、まず海外事業関連対応の職種が高いですね。IT系企業の中には、年収1000万円を提示するところも多くあります。それと、アプリケーションからインフラまで詳しいアーキテクチャーの職種です。こちらも年収1000万円クラスで優秀人材を求めています。いずれも、海外対応、アーキテクチャークラスの経験者は、日本市場において経験者が少ないため、企業の採用においては、人材不足が続いています。こうした分野には、アジアの優れた外国人が活躍しているケースも見受けられます。

 どうしても人材を確保したい企業の中には、100万円前後の入社準備金を提示するところもあります。いずれにしても、IT系の技術革新は著しく数年前の技術をマスターしていても、すぐ古くなり使い物にならないこともあります。

 この頃のキャリア相談では、若手エンジニアに対して、こうした日進月歩どころか秒速単位の変化する技術進歩に合わせたキュアリアビジョンを描かないと、ついていけない時代だと忠告しております。

セキュリティエンジニアの採用ニーズはどうか? 

 大手メーカーの会員情報の流出問題が騒がれましたが、今後、多くの企業、サービス分野において、ハッカーに狙われる時代がきています。よって、セキュリティを強める企業が相次いでいるのは確かではありますが、セキュリティエンジニアは、思ったほど求人は少ないのが現実です。もともと、セキュリティ専門に特化したエンジニアが少ないからです。

 海外に比べて、コンプライアンス管理の対応のみで、ハッカー並みの技術者レベルの脅威に備えている企業が、断然、少ない状況です。

 そのなかで、インターネット事業、SNS事業社では、多くの会員登録のサービスモデルから、セキュリティ対策への優秀な人材確保と育成を行っています。

   そのほか、SNS系の開発環境においては、オープンソース環境が主流です。その中で課金システム、オンラインビジネスの環境構築において、個人情報の流出問題が起きないように対応しているのが、データセンター事業の企業です。データセンター事業社では、これからセキュリティ対応のエンジニア、運用管理のニーズが高まると思われます。

   今後、スマートフォン、フューチャーフォンから、まだまだ、新しい端末利用のサービスが増えていき便利な世の中になると思われます。 しかし、エンジニアのキャリア環境としては、今時点の小さな変化(流行)が、大きく市場を変えていくものと捉えていかないと、今後の成長するキャリアプランが作れないと思います。今回の取材内容のキーワードは、今後の進展につながる大きな分かれ道になるものだと思っています。

 新聞記事で騒がれる最新技術や、新サービスの内容に注目して、現在の経験環境からの脱却だけではなく、新しく繋がるキャリア展開の分析を徹底的に行う、転職活動をしてみてはいかがでしょうか。

【 回答者プロフィール 】

武井 一孝氏
武井 一孝(たけい・かずたか)氏
アイネクスト株式会社 
採用支援事業部 マネージャー
キャリアコンサルタント

エンジニア、技術者向けに11年以上の紹介スカウト経験がある。現在、出版、インターネット事業の引き合いから、インターネット・IT系、メーカー技術者を紹介。シニアクラスのバックオフィス、エグゼクティブクラスまで担当。