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ここが知りたい面接対策

この仕事をしたいなら、何を勉強しましたかと聞かれます。どう回答すればいい?

この仕事をしたいなら、何を勉強しましたかと聞かれます。どう回答すればいい?

返答に困る質問への切り返し方

この仕事をしたいなら、何を勉強しましたかと聞かれます。どう回答すればいい?

 以前、受けた会社の面接でこんな質問をされました。どう答えたらよいのでしょうか? 具体的に何を話してよいか、見当がつかず、適当に答えたら結果はだめでした。次回は、きちんと回答をしたいと思っています。

キャリアビジョンをしっかり描き、やりたいことを明確に語る

 このご質問の前に私は、何を勉強したいかを明確に持つ意識が、とても大事だと思います。なぜなら、実際、お会いして面談すると、自分が何をやりたいのか、現時点で出来るのか、さらにどれくらいのポジション、年収を目指すのか、語れない人が圧倒的に多いのです。

 自分なりにビジョンをしっかり持ち、さらに自分なりに日々の研さんをするということが大事です。例えば日本の老舗大手メーカーですと、会社によっては3年単位でポジションがジョブローテーションによって変わります。30歳前後の社員は、新卒で入社してから、3回くらい部署を経験していることもあります。こうした経験の中で、自分に合う適職を見つけ、「マーケティング・スペシャリストを目指したい。営業のプロを目指したい」と自覚して、自分が進むべき道を進むべきでしょう。

 年齢別に分類すると、35歳以上では、経験値が10と評価されます。つまり、その人がこれまでの経験がすべてです。30−35歳では、経験値7、期待値3。20代では、期待値が大きくなります。転職を志す人の中には、雇われる側(従業員サイド)の気持ちが分かっても、雇う側(経営サイド)の立場が理解できない人が多く、転職におけるミスマッチを生みます。あらかじめ、キャリアビジョンを描き、それに沿って、勉強していることを訴えられたら良いのではないでしょうか。

目指すキーワードは「C」

 企業の経営層を目指されるポストでは、次に掲げる「C」が頭文字のキーワードになると思います。

CEO (chief executive officer)最高経営責任者
CFO (chief financial officer) 最高財務責任者
CHO(chief human resource officer)最高人事責任者
COO (chief operating officer) 最高執行責任者
CMO(chief marketing officer) 最高マーケティング顧客分析調査責任者

 今みなさんの志向および経験しはじめて在籍している専門分野を見極め、これらのポストを20、30代から意識されてみてはいかがでしょうか。世界のトップ企業では30代後半の上級執行役員なども珍しくない時代になりました。20代からの戦略的なキャリア構築を目指す意識は早いキャリアアップを実現する有効な手段になると思います。

【 回答者プロフィール 】

並木 哲彦
福留 拓人(ふくどめ・たくと)氏
東京エグゼクティブ・サーチ シニアコンサルタント

担当分野は、再生事業、地方案件など。学生時代に教育関係のベンチャー企業立ち上げに参画。米国の大学を経て、米系コンサルティングファームで米国進出企業のための進出支援コンサルティングに従事。その後、オリックス株式会社、教育系企業のCHO(最高人事責任者)を経て、東京エグゼクティブ・サーチ所属。