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女性が転職する場合の、年齢や家庭が及ぼす影響は?

女性が転職する場合の、年齢や家庭が及ぼす影響は?

マイナス要因をプラスに変える方法

女性が転職する場合の、年齢や家庭が及ぼす影響は?

 結婚して夫と子どもがいます。女性が転職したり再就職したりする場合、やはり年齢や家庭があること、仕事を離れていた期間があることは大きく影響しますか。

女性の能力が要求される専門職は意外と多い

 男女雇用機会均等法が制定されて以来、女性の待遇は改善され、男性以上に活躍する女性がたくさんいますが、現実問題、結婚している人や離職期間の長い人は時間的制約などがあり、どうしても不利になってしまうのが現状です。

 ただ職種にもよります。たとえば金融業界では、バックヤード業務やフロント(営業など)とバックヤードをつなぐミドルというポジションがありますが、ミドル業務からバックヤード業務は圧倒的に女性のほうが多い。たとえばミドル資産運用会社のバック業務に位置づけられる投信計理という業務があります。これは細かい計算や経験が要求される職種で、女性全般が共通して持つ細やかさが必要となるため、必然的に女性が多くを占める職種となっています。


 金融のミドルやバックヤードの仕事はキャリアが必要なので、いったんその業務に就くと通常はあまり異動せず、専門的な経験を積み上げていく流れになり、50代ぐらいまで安定して働ける仕事です。


 このほかの職種でも、制約があっても能力が高ければ、会社はきちんと評価してくれますし、配慮もしてくれます。一概に「結婚している女性だからダメ」というわけではありませんので、ご自身のキャリアとアピールの仕方、そして会社との交渉次第になるのではないでしょうか。

家庭があるなら欧州系企業がオススメ?

 外資系企業の特に金融は、リーマンショックのときにかなり人員削減をしてしまったため、いま人手が足りなくなってきています。外資系、特に欧米系企業は家庭や家族を重視する傾向があり、ライフ・ワーク・バランスが明確です。結婚している人でもきちんと対応してくれますし、結果さえ出せば、時間的な調整はいくらでもできるところが多いようです。

 米系はかなりハードですが、欧州系は比較的ゆったりとしているので、もし英語ができるのであれば、外資系を狙ってみるのは手だと思います。

米系企業と欧州系企業を比較した場合、ライフ・ワーク・バランスをより大切にしているのは欧州系かと思います。家庭のある方にとって、深夜にまで及ぶ残業が日常化している米系企業よりも欧州系企業の方が、働きやすい環境と言えるでしょう。

【 回答者プロフィール 】

田中 弘人氏
田中 弘人(たなか・ひろと)氏
岡三ビジネスサービス
人材事業部 シニアコンサルタント

大学卒業後、日系大手証券会社に就職し、営業、調査、商品企画などの部署を経験。その後、不動産会社の財務部長を経て現職。自身のキャリアを踏まえた金融、不動産関連のコンサルティングに強い。