ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

人事担当者アンケート

終身雇用は早晩なくなる?新卒一括採用の今後と併せて人事のホンネ調査

終身雇用は早晩なくなる?新卒一括採用の今後と併せて人事のホンネ調査

6割が終身雇用制減少を予想
新卒採用は通年が主流に

日経キャリアNETは今年6月、終身雇用制度や新卒一括採用の今後に関するアンケート調査を実施。人事担当者約120人から回答を得ました。担当者が日ごろ、雇用などについてどのように考えているかが、透けて見える結果となりました。

Q:終身雇用制度の今後について

制度が「減少する」「なくなる」の回答が約6割

「終身雇用制度の今後」について聞いたところ、「新たな雇用制度が主流となり、終身雇用制は減少していくだろう」と「終身雇用制は早晩なくなる」の回答を合わせると61.5%になりました。「減少していくだろう」だけ見ても45.9%を占めます。大手自動車メーカーのトップなどから「終身雇用の維持は困難」という発言が出始めた影響も大きいでしょう。企業のトップのみならず、長らく日本を支えてきた雇用制度が大きな分岐点を迎えていると、肌で感じている人事担当者が数多くいるようです。

一方、「新たな雇用制度も出てくるが、維持されるだろう」「維持される」と見ている人は38.6%となりました。新たな雇用制度の構築を視野に入れるにしても、終身雇用制度は根強く残ると考える人が一定数いることがうかがえます。

Q:新卒一括採用について

「通年採用が主流になる」が3割弱

「新卒一括採用の今後」については「新卒通年採用が主流となる」が最多の29.4%を占めました。今年4月には、経団連と大学側が通年採用の導入を推進していくことで合意。中途採用で通年採用を実施している企業は数多くあり、新卒採用もその採用手法に変わっていくと予測する人が多くいました。

「新卒、中途の概念がなくなる」「職種別採用が主流となる」も25%を超えました。新卒採用が売り手市場にあるなか、大きな変革の時期を迎えていると実感している人が大勢を占め、長年にわたって実施されてきた一括採用が岐路に立っていることがわかります。

雇用制度が変化していく時代に備えるために

雇用制度の変化によって人材の流動化が加速すると、企業の中途採用も活発になり、転職のチャンスが増えてきます。自ずと転職のライバルも増えますので、自分がどのような市場価値を持ち、何を強みにしていくのか、客観的な見極めが不可欠です。

ただ、自分の判断だけでは行き届かない面もあります。豊富な転職サポートの経験を持つエージェント(紹介会社)の活用や、転職サイトにある「キャリア診断テスト」などによる測定も、自分を客観視する有効な手段になり得ることを覚えておきましょう。

雇用制度が変化していく時代に備えるためにも、転職先の候補企業を決めるときには、しっかりと事前の準備をして応募するように心がけてください。

※調査概要:回答数は5月29 ~ 31日に都内で開催されたヒューマンキャピタル2019に来場した人事担当者への直接アンケートおよび転職サイト「日経キャリアNET」を利用している企業へのWEBアンケートの合計。回答者の所属する企業・団体の従業員数別にも集計
自分の客観的価値を知りたい!
エージェントサービス