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転職者インタビュー

ソニー損害保険:斎藤 純矢氏

ソニー損害保険:斎藤 純矢氏
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損保業界の
プロフェッショナルを目指したい

金融
ソニー損害保険
商品企画部 自動車課
斎藤 純矢(さいとう・じゅんや)氏(32歳)

転職後の収入

 電話やインターネットで見積り・申し込みができて保険料が比較的安いダイレクト自動車保険は、年々認知度が上がっている。斎藤純矢氏は、その先駆けの一つであるソニー損害保険で、自動車保険の約款の作成や保険料率の検証等を担当している。

 斎藤氏は大学時代に外資系保険会社のコールセンターで、ダイレクト自動車保険の顧客対応を経験した。後半は他の学生アルバイトを指導するポジションに立った。「苦情対応はそれほど嫌いではありませんでした。ご立腹だったお客様が最後には『あなたと話してよかった』と言ってくださるのがうれしかったですね」と振り返る。

 卒業後は「ダイレクト型の保険という新しい形態がどう日本に根付くのかを見てみたい」という思いがあり、アルバイト先の企業へ正社員として入社。学生時代に経験した顧客対応部門の配属となり、本格的な管理業務も担当することになった。

 入社して4年半たったころ、「もっと保険の知識を深めたい」と意欲が湧き、商品開発部への異動を希望した。特約の企画や既存商品の改訂、そのほか多くの業務を経験し、「数字を見る理系的な力と、文章にする文系的な力の両方が必要だとわかりました」と保険の奥深さを実感した。

  商品開発に2年半携わるうちに、さらに広い範囲で仕事をしたいと思うようになった。当時の会社は規模があまり大きくなく、業績も停滞気味だった。そのため、「30歳を超えたあたりだったので、環境を変えるなら今だと思いました。もともと一度は転職を経験するつもりでした」と語る。

転職経験者にヒアリングを重ね1社のみに絞って活動

photo斎藤氏が作成している自動車保険の約款や重要事項説明書。案件によっては1年以上の準備期間を経てリリースされるものもある。

 転職を決意してからまず始めたのが、転職経験者に体験談を聞くこと。「前の会社は外資系ということもあり、人の出入りが多かったので実例は豊富でした。他の会社に移られた方や、中途入社された方に転職のきっかけや体験してみての感想をざっくばらんに教えてもらいました」

 自分の意志がある程度固まったところで転職エージェントに登録。同時に気になる企業の研究を行った。そこで浮上したのが、ソニー損害保険だった。「ダイレクト自動車保険で成長を続ける会社の商品がどのように作られているのか興味がありました」

 ところが、転職エージェントから紹介された求人にはソニー損害保険は入っていなかった。つながりがないながらもコンタクトを依頼すると、入社試験を受けられることに。「外資系にありがちなギスギスした感じがなく、フランクに話せる雰囲気に好感が持てました」

 面接では前職での自動車保険の商品開発の経験を中心にアピール。損害保険業界の自動車保険の商品開発の仕事は、実は経験者が非常に少ないジャンル。「どのような思考で商品開発に取り組んできたかと、もっと仕事の幅を広げていきたいことを伝えました」

 転職してみて驚かされたのは、業務範囲の広さと周囲の仕事のクオリティーの高さ。「再保険(保険会社が保険契約に基づく保険金の支払責任の一部を他に転嫁する仕組み)に関する業務に携わるようになったり、自動車保険における分析も高度だったりと未経験のことも多く、一から鍛え直すつもりで始めましたね」

 2010年の3月でちょうど転職してから1年になる。ダイレクト自動車保険業界のトップにいながらも、競合の動きを常に把握し業務にフィードバックしていくどん欲な社風は刺激になるという。「弊社では全社から企画を募集して実現する取り組みも行われていますので、そういった機会にはぜひ自分のアイデアを応募したいと思っています」

 今年は特にプレゼンテーション能力を磨きたいと語る斎藤氏。「監督官庁と交渉しながら仕事を進めるケースもあるので、より説得力のある表現技法を身につけたいです。将来的には、損害保険業界のプロフェッショナルになりたいと思っています」 

[ PROFILE ]

神奈川県出身。明星大学人文学部心理・教育学科卒業後、外資系保険会社に入社。自動車保険の顧客対応と商品開発を担当。約8年間勤務した後、2009年3月にソニー損害保険に転職。現在に至る。

満足度(5段階評価)

満足度

年齢や社歴を問わず、自由に意見交換ができる社風に満足。前職より業務範囲が大幅に広がったため、一つ一つのプロセスを確実に自分のものとし、より必要とされる商品を作っていきたい。


転職データ

■応募した社数
1社
■面接に行った社数
1社
■転職にかかった期間
約2カ月
■情報はどこから入手
転職経験者の知人、インターネット、転職エージェント
■面接でのアピールポイント
自動車保険の商品開発業務への意欲を強調。知識や経験を広げたいことをアピールしました。