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転職者インタビュー

ブリンガ:大崎 兼貴氏

ブリンガ:大崎 兼貴氏
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安定した運用監視業務に飽き足りず
次のステップへ挑戦

IT
株式会社ブリンガ
技術部
大崎 兼貴(おおさき・かねたか)氏(27歳)

転職後の収入

 システム基盤技術者養成サービスと現場力に優れた技術者を派遣・紹介する人材サービス、2つの事業を主力とするブリンガ。2007年2月、同社に転職した大崎兼貴氏は現在、大手ネットワークベンダーでネットワーク基盤の設計・構築を担当している。

 「ITには可能性を感じる。エンジニアを自分の生涯を賭ける仕事として取り組んでいきたい」と思ったのが、この業界を選んだ理由だった。

 新卒で入社したのは、大手運送グループのシステムサービス子会社。システムヘルプデスクとして運用監視業務を約3年間担当した。専門学校でITの基本知識を習得していたものの、新卒で実務はまったく初めてであっただけに、入社時は簡単なレベルの顧客対応からスタート。徐々に経験を積んでいくなか、リモート対応、DBの修復チェック、サーバーの障害対応などを経験して、サブリーダーとして新人教育も担当した。

 「新卒の私にとって、IT技術の概要、全体像を学ぶには良いポジションでした。ただこのまま運用監視業務を続けていても、自分の専門性を高めていけるかと、疑問がありました」
 
 折りしも仕事を通じて、通信環境や通信機器に関する問い合わせが増えてきたこともあり、大崎氏はネットワークの基盤を作り上げることに興味を持ち始めていた。だが、部署の異動があまりない会社であっただけに、それを実現するには環境を変える必要性があると感じていた。

 「ネットワークエンジニアとして生きていくには、基礎からしっかりと学ばなければならない。研修制度が充実した会社を選び直し、新たなステージに向かって歩んでいきたい」。まもなく転職活動をスタートさせることになった。

面接では「なりたいエンジニア像」をアピール

photoシステムの設計・構築、本番サービス運用案件をマネジメントする立場に就くのが、次の目標です。

 会社選びにあたってはとにかく、研修のプログラムや施設を丹念にチェックした。また、会社の体質にも気を配った。「人を育てる姿勢があるかが大切。いきなり、クライアント先の現場で監視業務に就いてくれというという会社には入りたくありませんでしたからね」
 
 複数の転職サイトで求人企業を見比べているなかで、目に留まったのがブリンガであった。社員のキャリアを第一に考えることを基本コンセプトとする企業の姿勢、100台以上の機材を備えた独自のラボと延べ100時間以上もの教育トレーニングシステムなど、「これしかない」と思えるほど条件がそろっていた。

 すぐに応募し、役員と2回面談を重ねる。「ネットワークエンジニアとしての経験やスキルがあったわけではないので、意欲を強調しました。一から学ばせてください」と。役員からは「なぜ、転職をしたいのか」「将来をどう考えているのか」「技術力を付けたいという思いが本気なのか」を見極めるためのやりとりがあったが、後日内定の通知が届いた。

 入社後は、2週間にわたり同社のラボにてシスコ製品を中心とする各種ネットワーク機器を使用した実践型研修を受講。IT業界で20年以上もの豊富な実務経験を有する役員が講師となり、ネットワークエンジニアが現場で求められる「即戦力」と「自己解決能力」を徹底的に鍛え上げられた。

 「毎回課題を与えられるんですが、理解してできるまで帰れません。時には終電になってしまうことも珍しくなく、厳しいなと思ったものですが、振り返るとあの研修というか訓練があったからこそ今があると言えるでしょう」

 研修後は、大手金融系企業グループの情報システム部門ネットワーク基盤チームにてベンダーSEとして常駐。大規模システム基盤の運用業務を経て、ネットワークインフラの計画案件対応、新規プロジェクトで設計・構築も手がけた。「もちろん、初めての現場でしたから最初はわからないことだらけ。周囲の助けを借りるなか、1年ほど経過した時点でようやくエンジニアとしての自信を持てるようになりました。また、メインフレームを含む超大規模システムを優秀な方々が本番運用している様子を垣間見ることができて大変勉強になりました」

 さまざまな案件に携わるなか、見えてきた次のキャリアゴールがある。それは、大規模なネットワーク基盤を設計、構築、運用するプロジェクトを自らの手でマネジメントすることだ。

 「30歳までは技術を培っていくつもりなので、2009年10月からは営業役員に自ら希望した大手ネットワークベンダーにて設計・構築を担当させてもらっています。今の現場は本当に技術レベルの高い方々ばかりです。そんなメンバーと切磋琢磨できると同時に、膨大なナレッジも習得できるので、間違いなく将来へのステップになると信じています」と大崎氏は締めくくった。

[ PROFILE ]

2004年3月IT系専門学校を卒業。同年4月大手運送グループのシステムサービス子会社にITサポートデスクで入社。その後07年、ブリンガに転職。現在はネットワークエンジニアとして企業向け大規模ネットワークの設計、構築などを担当する。

満足度(5段階評価)

満足度

自分が目指すキャリア像に近づくために、さまざまな機会を提供してもらっています。


転職データ

■応募した社数
7社
■面接に行った社数
7社
■転職にかかった期間
約1カ月
■情報はどこから入手
各種の転職サイト
■面接でのアピールポイント
とにかく、ネットワークエンジニアを目指す意欲を強調。自分の将来像を真摯にアピールしました。