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転職者インタビュー

リアライズ:寺田貞通氏

リアライズ:寺田貞通氏
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営業力が認められヘッドハント
新インフラを浸透させるべく奮闘中

IT
リアライズ
e-PR事業部 営業部
リーダー

寺田 貞通(てらだ・さだみち)
(34歳)
転職後の収入

 消費者キャンペーンやイベントなどのセールスプロモーションや、新しい形の広報インフラサービスを提供しているリアライズ。同社の営業担当である寺田貞通氏は、ウェブ版記者クラブと呼ばれる「プレスリリースプラットホーム」を業界に浸透させるべく現在奮闘中だ。

 学生時代は芸術系大学でコンテンポラリーアートや写真を専攻。ラジオ局のADのアルバイトも経験した。「緑色の髪をして、好きなことばかりしていました(笑)」。卒業後は卒業アルバム専門の印刷会社で、映像加工のオペレーターとして働く予定だった。

 「ところが、入社して実際に配属された先は営業部でした」。営業の仕事など想像もしていなかったが、先輩から受け継いだ営業先に加え、新規開拓に励んだ。中でも、当時の会社業務において重大なミッションであった「取引先からの業務着手金(前受け金)請求」という業務においては、1年目でありながら前年比117%を達成。全国の営業担当者の中で1位の成績を獲得することができた。
 
 当時の取引先は、地元の幼稚園や小・中学校のイベント写真などを撮影している写真館が中心。「写真館というのは、古くから地元の名士などが生業としてきた職業で、仕事にプライドと自信を持って取り組んでいる職人気質の方々が多い。そういった方々には強く押すのではなく、実直に接して信頼を得ることに注力しました。その結果、かわいがってもらえ、営業的にも成功できたのだと思います」

 翌年は担当地域が変わったものの、営業成績は上位をキープ。時には同業他社から根も葉もないうわさを流されるなど妨害もあったが「絶対にうそはつかないと決め、自然体の営業を心掛けました」。2年目が終わるころ、取引先からヘッドハンティングの話を持ちかけられる。

 「プロのカメラマンがスチール撮影などを行う会社で、業務拡大の一環としてフィルム現像も対応できる路面店を出すので営業が必要だと言われました」。1社目よりも高い給料が支払われること、最新の撮影機器に触れられることに強い魅力を感じ、転職を決めた。

 2社目での仕事のミッションは、スチール撮影業務の受注や芸能事務所の宣材写真の焼き増しとそのデリバリーを中心とした現場の進ちょく管理と新規開拓。「小さい会社ならではの密度の濃さを味わうことができました」。営業に飛び回る日々が1年近く続いたころ、再び転機が訪れる。

フットワークの軽さが好印象 「ウチに来てほしい」

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寺田氏が営業を担当する「プレスリリースプラットホーム」。企業が公開するプレスリリースを登録の報道関係者が閲覧するインフラサービス。現在ビジネスモデル特許出願中。

 取引先の一つだったリアライズに訪問していた時のことだ。突然トップの本村衆氏から、パスポート用の写真の撮影もできるかどうか尋ねられた。「急いで会社に戻り、確認してから『できます』と言いに行きました。相手の会社が、近所だったので電話よりも直接伝えたかったんです」

 そのフットワークの軽さと細やかな気遣いが高く評価され、後日本村氏から「ウチで働いてほしい」との連絡が入った。「突然のことで驚きましたが、自分の営業として可能性を高めていきたいと思っていたので、迷わず決めました」

 転職後はすぐさま日用雑貨メーカーの販売促進の業務を受け持つ。イベント運営やキャンペーンの事務局対応業やアイテムごとのPOP作成、企画立案などを手がけた。「紙の重さくらいしか知識がないので、協力会社に助けてもらいながら見よう見まねで取り組みました」

 始発で出社し終電で帰る日が続き、体を壊して入院したこともあった。「仕事が楽しすぎてつい度を越してしまいましたね。今はさすがに体調管理をしています」。練った企画でプレゼンに勝利した時、苦労して作ったPOPを店頭で見た時、苦労はすべて吹き飛んだ。

 現在はe-PR事業部で「プレスリリースプラットホーム」の営業に携わっている寺田氏。今までになく低コストで効率的に情報伝達できるインフラとして企業の広報部などを中心に営業を展開、好評を博している。「ビジネスモデルの確立と拡販に注力し、これを核に、リアライズを上場できる企業に成長させる気概で取り組んでいます」

 リアライズに入ったことで、「営業」という軸に加えて「広報」という領域にもアンテナを張ることができた。「企業とメディア、双方の要望をつなげるかけ橋でありたいですね」

 「転職そのものよりも入ってからが大切」と語る寺田氏。「おもしろそうやなんとなくの転職は続かないケースがほとんどです。もし転職したい会社があったとしたら、そこでやりたい企画を今すぐ書いて持って行けるでしょうか? そこで自分は何ができるかまで考えた上で動くといい転職につながると思います」

[ PROFILE ]

千葉県生まれ。大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科を卒業後、卒業アルバム専門の印刷会社の営業、スチール撮影およびフィルム現像会社の営業を経て2002年にリアライズに転職。現在に至る。

満足度(5段階評価)

満足度

結果を出せれば、プロセスは自由にさせてくれるところがうれしい。やりたいことがある人にとってはいい環境だと思う。


転職データ

■応募した社数
1社
■面接に行った社数
1社
■転職にかかった期間
約1週間
■情報はどこから入手
取引先
■面接でのアピールポイント
・フットワークの軽さ
・これまでの営業実績