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転職者インタビュー

ユナイティア:佐藤哲氏|転職者インタビュー

ユナイティア:佐藤哲氏|転職者インタビュー
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本場のデザインを学ぶために英国留学
ステップアップしてアートディレクターに

IT
ユナイティア
制作事業部 第二制作部/デザインチーム
リーダー/アートディレクター

佐藤 哲(さとう・てつ)氏(36歳)
転職後の収入

 ウェブ制作会社として中規模から大規模のサイト構築、プロモーション、ブランディングなどクライアントビジネスを高めるサイト構築を提供しているユナイティア。佐藤哲氏は2006年より同社のアートディレクターとして活躍中だ。

 佐藤氏がパソコンやデザインに興味を持ったのは大学時代。DTPオペレーションのアルバイトを経験し、独学でソフトウエアの使い方をマスターした。その腕を買われ、パソコン関係の専門学校で講師として働いたこともある。

 最初に転職したのは1997年のことだ。企業がウェブサイトを作り始めた時期でもある。「デザインに加えて、ウェブサイト構築のスキルも今後必要と思い上京し、リクルートに入社しました」。同社では旅行雑誌やブライダル、マネー情報誌などさまざまな媒体のウェブサイトのデザイン統括を担当した。

 このときにデザイン、文章の書き方、クライアントヒアリングのやり方など仕事の基礎固めができたと話す。「知れば知るほどデザインやウェブを根本から勉強したいという気持ちが強くなっていきました」

 雑誌の編集部員とシステム担当者が一緒に動くことが珍しい時代だったため、言語や文化の違いからコミュニケーションがうまくいかないこともあった。「『デフォルトとは何か?』といったIT用語をかみくだいて伝えるなど、両方のかけ橋になるよう努めました」

2年間の留学経験が大きな自信に

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建築家とともにワークスタイルについて社員一同、徹底的に検討して作り上げた新オフィス。クリエーティブな発想の源だ。

 さらに大きな飛躍をしたいと思い、5年半勤めたリクルートを思い切って退社した。自費で渡英し2年間大学で語学と美術を学んだ。音楽や美術も立派な産業の一つである英国で、先端の情報やデザインに触れた経験は大きな自信となった。

 帰国後は「ユーザーにとっての使いやすさ」を追求したいと思い、ウェブサイトのユーザビリティーを評価する会社に入社。「ECサイトなどは、ボタンの場所一つで売り上げが変わってくる。コンサルタント的な視点の重要性を実感しましたね」

 続いて、自分で統括して、サイト構築をしたいという目標が生まれ、社員15人ほどのウェブのデザイン会社へディレクターとして転職する。入社してしばらくたったころ、仕事で偶然リクルート時代の元上司で、ユナイティアの社外取締役をしている人物と再会する。

 「彼からユナイティアの良さを力説され、一度どんな会社か見てみようかなと思った」。軽い気持ちで同社が主催する同業種交流会に顔を出したところ、ざっくばらんな明るい会社の雰囲気に驚いた。その後、1年ほど気軽な交流を続ける。

 「しばらく付き合っても『いい会社』というイメージがブレませんでした」。社員数も当時勤めていた会社よりはるかに多く、大規模案件を幅広く担当できるのが魅力だった。ここならディレクターからアートディレクターへステップアップできる、と感じた。

 「プランや画面構成、機能は考えても基本デザインには直接触らないディレクターの仕事から、デザインや写真や映像、3Dなど表現方法まで含めて統括するアートディレクターに上がりたかったのですが、前の会社ではそんな案件がそもそも少なかったのです」

 ユナイティア側からも引き合いがあり、最初の出会いから1年を経て面接へ。自分の作品集を見せながら、さまざまな環境を経験し、複数の視点を持っていることをアピールした。対面で重ねた信頼関係と実績が評価され、アートディレクターとして迎えられることになった。

 転職して一番うれしかったのは、ウェブ構築中、撮影素材を生かしたデザインやサウンドをプラスするなど、やりたかったことを実現できたことだ。経験のない分野は本を読み、社内の分かる人物に聞くことでカバーした。「音楽やテレビなど、さまざまなジャンルの業界の出身者が多いのが心強いですね」

 大規模案件にくらいついていくうちに、慣れない分野へのディレクションもできるようになった。最近手掛けた仕事では新しい手ごたえを感じたという。「土日も深夜までコンペの準備をしたり、新しい表現方法を探したり、とハードな毎日ですが充実しています」

 ユーザビリティーは、押さえつつも目からウロコが落ちるような斬新な表現を模索していきたいと語る。「作品ではなくビジネスとして、成功するデザインかを冷静にジャッジしながら取り組んでいきたいですね。将来、広い視野を持って新しいアイデアを産み出せるクリエーティブディレクターを目指したいと思っています」

[ PROFILE ]

福島県生まれ。大学の教育学部を卒業後、1年ほど講師として専門学校に勤める。その後リクルートに転職し、ウェブの編集・デザインに5年半ほど携わる。ウェブの会社2社を経て2006年にユナイティアに転職。現在に至る。

満足度(5段階評価)

満足度

前の会社と比べて社員数も多く、大規模案件をこなすパワーがある。さらに、ウェブ上で音や動画での演出など今までできなかったことを実現できるのがうれしい。


転職データ

■応募した社数
1社
■面接に行った社数
1社
■転職にかかった期間
約1年
■情報はどこから入手
元上司、ユナイティアの社員
■面接でのアピールポイント
・これまで手掛けた作品
・デザインという軸は守りつつ、さまざまな環境に身を置いてきた経験、視点の多さ