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キャリアのプロに学ぶ! 女性リーダーのためのキャリアプランニング講座

キャリアのプロに学ぶ! 女性リーダーのためのキャリアプランニング講座
日時
5月21日(土) 11:00〜12:00  
会場
東京ミッドタウン・タワー棟 4F カンファレンスルーム ROOM9

5月21日(土)に、東京ミッドタウンで「WOMAN EXPO TOKYO 2016」が開催された。
「キャリアのプロに学ぶ! 女性リーダーのためのキャリアプランニング講座」では、
女性のための転職支援サイト「ウーマンキャリア」を運営する転職エージェント「パソナキャリア」より、
女性がリーダーとしていきいきと活躍していくためのキャリアプランニング方法について講座が行われた。

株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー
人材紹介事業部門 
女性活躍推進コンサルティングチーム マネージャー

岩下 純子

大学卒業後、大手通信会社へ入社。同社退職後に専業主婦、派遣社員を経て2003年5月にパソナキャリア大阪支社へ入社。名古屋支店立ち上げを経験後、東京へ異動。2006年1月マネージャー就任。エグゼクティブグループの立ち上げなどののち、産休・育休を取得。現在は女性活躍推進コンサルティングチーム マネージャーとして、企業向けに採用・研修を中心としたコンサルティングを展開。

PASONA CAREER Presents Seminer

女性リーダーの活躍に期待が集まる背景

 2013年に「アベノミクスの三本の矢」の1つとして、女性活躍推進が掲げられ、2020年までに女性管理職の割合を30%以上にとの目標が設定されています。更に、この4月から女性活躍推進法が施行されました。これがきっかけとなり、社内における女性の活躍度合いを見直したり、女性がいきいきと働き続けられる環境をどう整備したらよいか考える企業が増えています。
 また、働く人のライフスタイルも変化しています。専業主婦のいる世帯と共働き世帯の比率は、1997年を境に共働き世帯が逆転してから増える一方です。今後は共働き世帯が主流になるのは明らかであり、女性が結婚や出産しても会社を辞めず、働き続ける社会になります。

意欲のある女性にチャンス到来

 ここで私たちが2014年と2015年に企業を対象に実施したアンケートの結果をご紹介します。
 女性社員の活用について、「積極的に活用していきたい」と答えた企業は、2014年は59.1%だったのに対し、2015年は65.2%に上昇しました。この1年を見ても、積極的に女性の力を生かしたいと考えている企業が増えているのがわかります。
 中途採用で女性を採用する企業も増加傾向にあります。年代別入社決定数の男女の増加率を2014年と2015年で比較したところ、24歳以下は男性の増加率のほうが高かったものの、25歳以上は女性の増加率のほうが上回っています。こうしたデータから、企業側の意識が女性の活躍に向いており、女性にとって働きやすい社会になってきたことがおわかりいただけると思います。

リーダーのタイプは1つじゃない!自分に合ったキャリアプランの描き方

 そういった好環境の中でも、女性はキャリアプランが描きにくいといいます。私たちが女性リーダーに実施したアンケートでも、「管理職になることに対して不安はありましたか?」との問いに、不安だったと回答した方が54.8%(とても不安18.4%、少し不安36.4%)いました。そして「リーダーとして働く中で抱いている悩みは何ですか?」の問いに、最も多かった回答が「お手本となる女性リーダーが身近にいない」(38.2%)でした。
 ロールモデルが少ないと悩むリーダー候補の女性にお伝えしたいのは、リーダーのタイプは1つではないということです。決まった形があるわけでもありません。上司が男性の場合、自分も男性管理職のようにならなければいけないのかと考えがちですが、リーダーはこうあるべきというリーダー像に縛られている方は、いったんその考えを解き放ってください。その上で、自分がより力を発揮できるリーダーのタイプを自覚していくことが重要です。
 リーダーのタイプが1つではないことの例としてダニエル・ゴールマンが提唱する6つのリーダーシップをご紹介しましたが、もう一つ紹介したいのが、コーチ型に似たサーバントリーダーシップです。メンバー全員が主役になれるリーダーシップで、リーダーが黒子役、やってみせてフォローにまわるリーダーシップです。それなら自分もできそうとか、すでにやっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。これもひとつのリーダーシップのタイプです。自信をもっていいのです。

自分に合ったリーダーシップのタイプを知る

 リーダーのタイプは1つではない。いろいろなタイプがいていいというお話をしました。では、実際に自分はどうしたらいいのか考えるために、まずは自分の理解を深めことから始めましょう。
 自分の強みはそのまま伸ばし、その強みを活かすことのできる環境を自分自身が理解していることはとても重要です。 一方、弱みは自分の能力開発で克服することも必要ですが、組織として強くなるためには、自分で克服するだけではなく、自分の弱みを強みとして持っているメンバーの協力を仰ぐことも重要です。リーダーにとってメンバーと協力して組織全体を強くするのが最も重要なミッションなのです。

 あわせて自己理解を深めるためにやっていただきたいのが、キャリアの棚卸しです。今後のキャリアを考えるときは、これまでの経験を軸として、今の経験を深めるか、違うキャリアにチャレンジするか、あるいは極めていくキャリアの幅を広げていくか考えます。自分がやってきた経験の弱み、強みを改めて整理することは、今後のキャリアプランを立てる上で非常に重要です。転職や異動、昇格などを節目として、職務内容と実績、ここで得た強み・スキル、感じたことを率直に書き出してみるとよいでしょう。

 最後にお伝えしたいのは、「まずは少しずつでもチャレンジしてみよう!」ということです。女性は元来、自分のことを過小評価しすぎる傾向にあります。しかも慎重なので、自分の中で準備が整い自信を持てないと前に進もうとしません。多くの女性リーダーの方々とお会いするなかで、みなさんがよく口にするのが先ほどの「まずは少しずつでもチャレンジしてみよう!」という言葉です。能力の多くは仕事を通じて身につくもの。だからこそ、与えられた職務に対して全力で取り組み、その中で自己の能力開発をしていけばいいのです。100%の自信がなくても、まずはチャレンジしていただきたいと思います。

Woman CAREER