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女性リーダーたちに学ぶ、幸せなキャリアの法則 ~女性がキャリアを切り開くために、今学ぶべきこと

女性リーダーたちに学ぶ、幸せなキャリアの法則 ~女性がキャリアを切り開くために、今学ぶべきこと

5月21日(土)・22日(日)、東京ミッドタウンで開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2016」。その初日に、4名の女性リーダーたちをパネリストに迎えたトークセッションが繰り広げられた。ターニングポイントとなった出来事やキャリアの築き方、女性リーダーとして活躍することのメリット・デメリット、ワークライフバランスをいかに実現するかなど、さまざまなテーマが語られた会場の模様をリポートする。

 パネリスト紹介 

トランスコスモス株式会社
BPOサービス統括 事業推進本部
ビジネスデベロップメント統括部
プログラムマネジメント推進部 部長

江浪 まつみ

日本郵便株式会社
人事部 女性活躍室 室長

一木 美穂

東芝ライテック株式会社
(株式会社東芝より出向中)
照明電材事業本部 PSIセンター
PSI企画担当 グループ長

大嶌 弘子

PwCあらた監査法人
製造・流通・サービス部
(テクノロジー・情報・通信・
エンターテインメント)
マネージャー 公認会計士

寺井 久美子

 モデレーター 

株式会社はぴきゃり 代表取締役

金澤 悦子

トークセッション

自身のキャリアのターニングポイントとは?
~ピンチを乗り越え、一歩踏み出すことがチャンスにつながる

金澤 仕事を通じてハッピーに輝き続けるためにはどうしたらいいのかをテーマにお話を伺います。最初に、皆さんの現在の仕事内容とやりがいを聞かせてください。

江浪 今の会社への転職が大きなターニングポイントのひとつです。3歳の息子の子育て中で転職活動がうまくいっていなかった私に、面接で女性の執行役員が「働く時間は関係ない、成果を出してくれればいい」と言ってくれたことが嬉しかった。子育てと仕事を両立するために仕事のやり方を変え、自分の存在価値を何とか出したいと奮闘しました。その頃の経験が、今の仕事のベースになっています。

寺井 生きる上でのターニングポイントは、大学生の頃に経験した阪神・淡路大震災です。自分が生きているうちに何がしたいのかを考えるきっかけになったし、将来どうなるかわからないから、今やりたいと思ったことを無理せずにやろうというのがポリシーになりました。キャビンアテンダントから公認会計士への転職は180度違う仕事だと言われますが、私にとっては過去の小さな出会いや経験すべてが今のキャリアに生かされていると感じています。

一木 育児休暇が自分の人生に大きな影響を与えてくれました。復職した直後に新会社の設立準備室へ異動を命ぜられた時は、小学1年生と3歳の子どもを抱えていたので、初めて仕事を辞めざるを得ない日が来るかもしれないと感じました。でも、先輩からのアドバイスもあり、自分が働きやすい環境は自分で作るものだという考え方に変わったんです。出産、育児休暇、復職は、とてもありがたい経験でした。

大嶌 入社当時、周りは男性ばかりでキャリアを築いている女性はほとんどおらず、自分がずっと働き続ける姿はイメージできませんでした。ところが出産後、管理職に昇進された女性の先輩の「女性にしかできないことがあるのだから、自分なりに頑張ればいい」という言葉が私を変えてくれました。自分のやり方で仕事と向き合いながら子育てとのバランスを取ろうと思えるようになりましたね。

女性リーダーだからできること
~仕事は一人でするものではない。周りのサポートがあってこそ

金澤 管理職への昇進を躊躇する女性も多いですが、実際リーダーになってみていかがですか?

江浪 自分がやりたいことがたくさんあっても、権限(責任)がある役職でないとそれが通せないことや、承認してもらえないことが多々あります。私は「やりたいことを実現するためにもマネージャーをやりなさい」というアドバイスをいただいて、考え方が変わりました。

一木 3年間の育児休暇から復職したとき、自分の力不足を痛感する日々が続きました。辛いときこそ、本気で今の自分はこれでいいのかと振り返るタイミングなのだと思います。私は周りのメンバーに恵まれ支えられて何とかやってこられたので、本当に感謝しています。子供がいても管理職になってよかったのは、タイムマネジメントの幅が広がり仕事がやりやすくなったことです。

大嶌  私は二人の子供たちの育児休業の影響もあり昇進のタイミングが遅れていたので、主務クラスへの昇進を打診された際は躊躇することはなく、何とかやっていこうと思えました。マルチタスクが得意だったり、細やかな気配りやコミュニケーションができたりと、女性ならではの視点はリーダーの素質として大切です。私自身、常に相手を尊重することを心がけています。

寺井 子どもが小さい頃は部下を持つことに戸惑いがありましたが、当時の上司が「一人で働いているわけではない。先のことは心配せずにやってみなさい」と言ってくれたこともあり、トライしようと思いました。管理職2年目ですが、上司の言葉は正しかったです。自分が発言できる機会が多く得られることも、管理職のメリットだと感じています。

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