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第25回 評価制度への満足度と副業への関心度

第25回 評価制度への満足度と副業への関心度
前職での評価制度に不満、
「成果・貢献」の重視を望む声多く
日経キャリアNET会員に向け、年収と評価制度に関するアンケート調査を昨年12月に行い、744人から回答を得ました。2回に分けてアンケート結果をご紹介します。皆様の転職活動の参考にしてください。
編集部

現在あるいは前職の会社はどのような評価制度でしたか?

 評価制度や給与体系、資格制度、昇進・昇格の意思決定は会社によって千差万別ですし、立場や職種などによって望ましい制度も変わります。一般には、日本の企業の多くは高度成長期から年功序列型の評価制度でしたが、バブルの崩壊以降、様々な理由で成果主義型の評価制度を導入した企業が多いといわれています。
 大まかに「成果主義型」と「年功序列型」のどちらの傾向が強い制度かを聞いたところ、成果主義型が若干多いものの、ほぼ半々という結果になりました。

 「その他」という回答の中には、「成果と年功のバランス」「制度が社員に公開されていない」「経営者や管理職の個人的判断」などがありました。

現在あるいは前職の会社の評価制度に満足していましたか?

 評価の仕組みや評価結果に対する満足度を聞きました。「満足」という回答は少なく、「やや不満」と「不満」を合わせると半数を超えるという結果になりました。
 年代による違いもあります。20代は比較的満足度が高く、反対に40代の多くが不満をもっていることが分かります。

評価制度への不満の理由は?

 不満の理由を聞いたところ、いちばん多いのが「不公平だった」という回答でした。ほかの回答に比べて突出していて、評価の公平性を重視している人が多いことが分かります。マイナスの評価だったことを理由にした不満は、全体でも5%以下でむしろ少数でした。
 一方、評価に満足だった人の数は少ないですが、満足した理由を聞いたところ、こちらは「給与に反映された」というプラス評価を理由にしたものが10%ありました。

転職先の評価制度はどのくらい重要ですか?

 転職先を選ぶときに、選択の指標として評価制度をどの程度重要視するかを聞きました。半数以上が「まあ重要」と回答しています。「とても重要」と合わせると80%を超えます。年代別に見ると20代が比較的重視していることが分かります。

 転職先の評価制度についてどんな方法で情報収集するかを聞きました。「面接で聞く」という回答が全体の60%程度といちばん多く、その他様々な方法で収集していることが分かります。

転職先ではどのような視点で評価してもらいたいですか?

 望ましいと思う評価方法や制度について自由に回答してもらいました。いろいろな意見がありましたが、キーワードでまとめると、いちばん多かったのが「成果・貢献」を重視してほしいという回答でした(約40%)。「営業なので数字を重視」(40代男性・流通)、「成果主義で年功序列ではなく平等」(40代男性・金融)という意見が代表的です。
 成果ではなくプロセスで評価してほしい、または成果とプロセスをバランスよく組み合わせてほしいという意見も目立ちました。「数字での評価が難しいバックヤードの仕事でも正当な評価をしてほしい」(40代女性・流通)という意見のように、成果が見えにくい職種の方は成果主義に不安を感じているようです。
 「成果・貢献」の次に多かったのが「キャリア・経験」でした。転職で最もアピールできるポイントなので、評価を望むのは当然でしょう。その他「意欲・人柄」「スキル・潜在能力」などの視点での評価を望む声も見受けられました。

副業を考えたことがありますか?

 転職や評価制度とは直接関係ありませんが、安倍政権が推進する働き方改革の一環として、最近のニュースなどでもよく取り上げられている副業について聞いてみました。副業を考えたことがあるという回答は全体の42%、ないという回答は58%で、まだまだ副業についての関心は高くないのが現状のようです。

 副業の目的を聞くと、金銭面を重視する「収入を補う」「自由に使えるお金の確保」や、キャリアを重視する「本業とは別のキャリアを築く」「新しい人脈づくり」が上位になっています。

 具体的な副業の内容は「講師」「コンサルティング」「翻訳」から「ネット販売」「アフィリエイト」、さらに「株・FX・不動産投資」まで、様々なものが挙がりました。