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第24回 転職と年収の変化の実態

第24回 転職と年収の変化の実態
約4割が転職で50万~100万円程度の年収アップ
転職の条件では年収より仕事のやりがいなどを優先
日経キャリアNET会員に向け、年収と評価制度に関するアンケート調査を昨年12月に行い、744人から回答を得ました。2回に分けてアンケート結果をご紹介します。皆様の転職活動の参考にしてください。
編集部

この5年間に年収はどう変化しましたか?

 転職の有無にかかわらず、直近の5年間での年収の変化を聞きました。「上昇傾向」と「順調に上昇」を合わせると、全体の4割程度の回答者が、この5年間で年収が上がっていると答えています。20代と30代だけを見れば、約半数が上がっていると回答しています。
 「ほぼ変わらない」という回答者は全体の3割程度なので、今回のアンケートでは年収が下がった人は少数派という結果になりました。

転職の条件として年収をどう考えていますか?

 転職の条件として年収をどう考えているかを聞きました。年収を最優先に考えると回答した人は全体の1割で少数派です。最も多かったのは「希望下限の条件を満たしていれば、仕事のやりがいなどを優先する」で、4割弱がそのように回答しています。20代では「前職の年収より増えればいい」がいちばん多く、約4割でした。

 転職で年収が下がる時にどう対応するかを聞きました。「年収が下がるならば転職しない」という回答は、全体では3割弱です。「希望する仕事に就けるならば年収は多少下がってもよい」が3割強、「勤務時間や働き方などの自由度を考慮する」が2割強と、柔軟に対応するという回答も一定数ありました。

現在の年収と転職後の目標年収は?

 現在の年収と転職後の目標年収を聞きました。当然ながら年代によって差が出ます。現在の年収は、20代と30代では半数程度が300万~500万円の範囲に集中していますが、40代では800万円以上という回答が4割程度、一方で400万円以下という回答も2割程度と、幅広い範囲に分散しています。

 転職後の目標年収は、20代では約半数が300万~500万円、30代の約半数が500万~800万円、40代の4割程度が800万円以上と回答しています。20代では現在の年収が300万円以下という回答も3割弱あり、転職で現在の年収よりも100万円程度増やしたいという目標を持つ人が多いようです。

直近の転職で年収はどう変わりましたか?

 直近の転職で年収がどう変わったかとその金額を聞きました。増えたという回答は全体の約4割、減ったという回答が約3割、変わらないという回答が約3割でした。年代によって多少傾向が違い、20代の半数弱は変わらなかったと回答しています。
 増減した金額をグラフにまとめると下記のようになります。年代によってバラツキはありますが、増額でも減額でも50万~100万円という回答がいちばん多くなっています。

 転職で年収が増えた理由としては「給与水準の高い会社に転職した」という回答が2割程度でいちばん多く、また30代と40代では「前職での経験が評価された」という回答が2割程度ありました。

 年収が減った理由では「給与水準の低い会社に転職した」「会社の規模が小さくなった」という回答が比較的目立ちました。そのほかとして「残業代がつかない職場に転職した」(独立行政法人・30代男性)、「職種や業種を変えた」(金融・30代男性)という回答がありました。

転職で年収についてどのように交渉しましたか?

 転職先の企業と年収についてどのように交渉したかを聞きました。いちばん多かったのは「交渉していない」「提示をそのまま受け入れた」で、約半数がそのように回答しています。年代による違いはあまりありません。次に多かったのが「前職の年収を伝えて交渉した」で約2割でした。
 そのほかとしては「交渉しなかったが、高い年収を提示された」(IT・30代男性)、「採用に関係すると困るので交渉しなかった」(金融・40代女性)という回答もありました。